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有働正治君 最後に、ぜひ
大臣に訴えたいのでありますが、私はほかの仕事との兼ね合いで現場を幾つか見させていただいたんです。新潟市にも参りました。熊本市にも参りました。私の出身
地域その他も見ました。
新潟市の場合、青山斎場と申しますが、三次燃焼方式と呼ばれる最新式の火葬炉なんです。コンピューターで管理され、無煙、無臭、無じん化のもので、最新技術を結集した設備が採用されて、これまでの
火葬場というイメージはもう全くありません。一新した近代的な
施設で、式場も広いスペースで、控室また御遺族のお別れの場、本当に混雑してごちゃごちゃしているという中で、お別れも個別にやれるように御遺族の意向を酌んでできるだけ
努力いたしましたと。あるいは、そこでいろいろ葬儀等も行える場、そのために一夜お別れの場、そのための宿泊
施設等まで設けて、できるだけ
努力したと。その結果、土地七億円を含めまして結局五十七億円かからざるを得なかったという
状況です。屋上まで緑の植栽ということで非常に環境上も配慮されている。
熊本県の山鹿市、私の家の近くでありますが、ここの薄尾斎場も山鹿灯籠を模した六角形のモダンな建物、道路わきでありますが、まさかこれが
火葬場とはだれも通行する人は感じないような建物です。熊本市の場合もそうでありました。
問題は
財政問題なんですね。全体として
地方財政危機の
状況にある。
交付税その他の点についても、私はそういう点ではきっちり国の責任で対応すべきだという
立場をとっているわけでありますが、新潟市では五十七億の中で
起債が十億足らず。ただ、
償還が十年物なんです。非常に短い。
これをもっと延長していただけないだろうか。山鹿市の場合もそうです。
起債が約五億です。熊本は全体で四十億ということで非常に深刻だと。
そこで、
自治大臣は直接の補助所管
大臣ではございませんけれ
ども、
国務大臣として、またこういう
地方自治体を抱えているあるいは
住民を抱えている
自治大臣として、この問題はやはり積極的にイニシアをとって改善の方向で対応できないだろうか、
検討していただきたい。
一つは、御
要望の強い補助
制度、これは今本当に強いんです。それから、
交付税の問題でも、その他諸経費の中の公用公共
施設建設費という中に一応含まれているというふうに言われるのでありますが、
火葬場の
建設費としてきちんと
財源手当てができるように独自の項目として対象に入れるなど、
交付税での対応も
充実改善が求められている等々が出されているわけであります。
そういう点で、
自治大臣として積極的に対応していただくということで
答弁を求めるわけでありますが、いかがでありましょうか。