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楢崎泰昌君 塩の総
需要量が九百万トン、これは
ソーダ工業用塩を入れての話ですが、
ソーダ用塩以外の
流通は大体百八十万トンというぐあいに考えられるのですが、そのうち我々の口に入る
生活用塩というのは三十五万トンであるという
ぐあいに承知をしているわけでございます。
その三十五万トンなんですけれども、実は塩というのは
重量物なんですね。我々少量しか
消費しないから、これそんなに重いものじゃないなというぐあいに思いますけれども、実は
重量物で、我々の
手元に来る塩の
価格の二割ないし三割は
運賃だそうですね。ですから、東京で買う塩の
コストと
山間僻地で買う塩の
コストというものは、その三割があるかないかによって物すごい
値段の違いが出てくるというぐあいに言われていると思います。
その
運賃の差額を何らかの形で、
全国一律に
販売をするためには何らかの工夫がなければできない。また、それを一体だれがやるのか、どういうぐあいにしてやるのか。そうでなければ
全国一律の
価格で
供給をするということはできないし、そのためには、先ほど申し上げましたけれども、大変今、
規制緩和ということがありますけれども、
規制をし、いろんな施策をしないとそういうぐあいにはならないと考えるんですけれども、どういうような形態でおやりになるのか、お教え願いたい。