○水島裕君 その辺、よく配慮していろいろ行っていただきたいと思います。
私の言うことも随分ずれますけれ
ども、ばらつきますけれ
ども、これはいろいろバランスを考えているということで御
理解いただきたいと思います。
今度は逆にこういう
O157、やはりこれは考え方によっては今の段階では赤痢よりか怖いと思いますので、こういう菌が日本のあちこちにいたのでは非常に
国民は不安になるわけですね。ですから、やはりこれは撲滅しなくてはいけないと思うんです。
現在、法定
伝染病になっているものは主として外国から来るので、恐らく今、日本に、ちょこちょこどこかにあるかもしれませんけれ
ども、はっきりどこかにあるというのはないわけでございます。ですから、それに比べるとこの
O157は非常にぐあいが悪いわけですね。もちろん、私の言っていることは合っているかどうか、自信はそんなにございませんけれ
ども、私はやはり先ほどから申し上げております一次
感染源を撲滅すれば日本からなくなるものだと思います。ですから、やはりそういうことで努力していただいて、日本からこの
O157がなくなる日をなるたけ早く迎えられるように、今度はちぐはぐですけれ
ども、こちらの方はまたこれで一生懸命努力をしていただきたい、そういうふうに思います。
それから次に、今度はこの
指定伝染病に仮にしますと、というよりかはなるんでしょうが、そのときのメリットを考えますと、私は先ほどの二つだと思います。
原因究明、
食肉がやりやすくなるということで、もちろん先はどのような私からの反論もございますけれ
ども、それはそういうふうになさった方がいい。それからもう一つは、財政面でいろいろ対処がやりやすくなればそれも結構なことで、主としてこの二つだと思いますので、そういうことをむしろねらってやるというふうに
国民の皆様に、もう一つ何かあるかもしれませんけれ
ども、そういうふうに御発表なさる方が
国民の
皆さん方の不安も非常になくなるし、ひいては先ほど申しましたように日本からこれを撲滅するのだ、そのためには今ここでお金を使ってもその方が得である、それは
政府の言うことでございますけれ
ども、そういうことをしていただきたいというふうに思います。
それでは次に、この
予防と
治療ということに関しまして当面のこと、あるいは将来のことについて私の考えも含めてお尋ねをいたします。
これはもう先ほどからずっと話が出ていることでございますけれ
ども、もう当たり前のこと、それからみんなが
意見一致していることは、やはり我々がそう思っていても
国民各層はそう
理解していない場合が多いわけでございます。
対策本部は今は
大臣が記者会見というような形で、やはり今は何といいましてもテレビ、新聞が情報のメーンでございます。私
どもの病院のところに来るいろいろな
O157対策、これはそれなりに役に立っておりますけれ
ども、ああいうのはなかなか全部に行かないし、それからああいうのを読まない癖がある人もおりますので、やはりテレビ、新聞をお使いになるのが一番いいし、それも責任ある立場の方が本当に石けんでよく手を洗う、それから加熱できるものは加熱する、それからあとは自分が
感染していると思う人といろんなものを扱う人が特に注意する、その三点を守るだけで私は本当に五割以上、七、八割は、あるいはもっとかもしれませんけれ
ども、この
感染は防げるわけでございますので、それはあしたにでも、あるいは日曜日、月曜日ぐらいにでもできたらなさった方がよろしいのではないかと思います。ですから、一般論としては
衛生面の対応、
国民の
衛生意識の向上でもってこの問題は大部分解決するのではないかというふうに思っております。
と申しましても、やはり
ベロ毒素で重病になるということも確かでございますので、
ベロ毒素対策というのも現在はできなくても近い将来できるようなことを考えていかなくちゃならないと思います。
幸いにして、昨日、医学の
研究会を催したところに抗
毒素抗体、あるいはキメラ抗体といいまして抗体を無毒化する、抗体というのは通常マウスの抗体を使いますのでアレルギー反応その他が起きて効かなくなったり副作用が出たりするんですけれ
ども、キメラ抗体と申しまして、毒をやっつけるところはマウスであるけれ
ども、残りの全部は人の抗体を使うというのであいのこ抗体というふうに呼んでおりますけれ
ども、そういう
専門家もいましたのでいろいろ相談してみましたら、現在でも
ベロ毒素に対する抗体、この病気は大人はかかりにくいとか、それからガンマグロブリンを投与するといいというのは、やはり抗体があるからいいというふうに解釈されているわけでございますので、今あります
ベロ毒素抗体をキメラ化しまして、先はどのように大部分ヒト型のようなものにして
患者さんに注射すれば、これ勘でまたこういうところで申し上げるのが適切かどうかわかりませんけれ
ども、九割以上はそれがうまくいくというふうに思います。
大至急やるようにということできのういろいろ相談しましたら、三カ月以内には何とかつくろうということで、もちろんこれは幾つかのメーカーその他にも
協力してもらうわけでございますから、そういう話になりまして、できなかったら私は議員を辞職するとまでは申しませんけれ
ども、私も一生懸命やろうと思いますので、ひとつ
厚生省も
厚生省がそれを開発しているというぐらいのつもりになってやっていただきたいと思います。
多少明るいテーマかとも思いますので、
大臣のお考えをひとつお伺いいたします。