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国務大臣(
岩垂寿喜男君)
先生御案内のように、日米合同
委員会のもとには
環境に関する議論をする分科会がございまして、これは
環境分科
委員会と言いまして、実は
環境庁からは
水質保全局の企画課長が出席をしているわけです。したがって、
水質問題についてはこの場所で、かなりたくさんの議事録があるんですが、常時
検討をし、議論をしておりますから、その機会に積極的にこちらから問題提起をしていくというスタンスをまず確認しておきたいというふうに思います。
それから、この間の沖縄の
先生御
指摘の問題については、余り時間がずれ込むと沖縄の県民の皆さんにとってみればどうなっているんだということになりかねないと思いましたので、少し異例でございましたけれ
ども、私が直接防衛施設庁に申し入れまして、まず
調査をしなさい、そしてそれに対する
対策を示しなさい、その上で、県民の皆さんにそうした
対策を日本政府としてとるということを明らかにすることによって、基地問題をめぐる沖縄県民の感情あるいはそうした怒りに対して誠意を持ってこたえることが必要だというふうに強く申し入れをいたしまして、防衛施設庁は直ちにそのことに着手をいたしております。そのことを含めて
答弁をしておきたいというふうに思います。
それから、今
先生さまざまな御
質問をいただきましたが、
局長からも
答弁をいたしましたけれ
ども、
土壌環境保全対策懇談会というのがございまして、三年間議論をしてきて、去年の六月に中間
答申という形でございます。この中間
答申の中に、今
先生が御
指摘になったような事柄も含まれております。したがって、その中間
答申をさらにしっかりしたものにまとめ上げていただいて
対策を進めてまいりたいと思いますので、どうかその点についても御理解を賜りたいと思います。
申すまでもないんですけれ
ども、
土壌環境というのは国民の生活やあるいは生産の基盤であって、また
地下水は
生態系における健全な
水環境を構成する重要な要素だということは先ほ
ども私が申し上げてきたところでございます。
地下水について
水質汚濁防止法に規定される
有害物質の
地下浸透規制制度に加えて今回の制度を創設するということでございますから、ぜひ
先生には前向きにひとつ受けとめていただきたいなというふうに思うわけでございます。
水質の
保全に関して一層の努力をしていかなきやなりませんし、
地下水に係る
環境基準の設定のための
科学的知見の充実を一層進めていかなきゃならぬというふうに思っております。
また、
土壌環境の
保全に関して、今回の
地下水浄化の制度によって
土壌汚染に起因する重要な問題の
一つとして
対策が進展するというふうに思っておりますので、今後とも皆さん方の御協力をいただきたいと思いますし、私
どももこれらの課題について全力を挙げて取り組んでまいりたいと思いますので、ぜひ専門的なお知恵やあるいはさまざまな御
指摘をお願いしておきたいというふうに思います。
以上でございます。