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左藤委員 公平な立場から判断していただいて大変だろうと思いますけれ
ども、こういうことについての
一つの
取り締まりのやり方ということは、ケース・バイ・ケースということじゃなくて、
一つの基準みたいなものをやはりお示しいただいた上で取り締まっていただきたいな、このように思います。
それから、今度は車の問題のことにつきまして、最近、RVというのですか、レジャービークルというのですか、レジャー用のいろいろな車が
普及しております。特に若い
人たちに非常に人気があって、売れ行きも非常にいいというふうに思うわけでありますが、この車自体がどうだとかいうことはないと思いますけれ
ども、その車を改造するのでしょうか、どうするのでしょうか、わかりませんが、大変大きなタイヤをつけておるということがあって、そしてそれが町の中をどんどん走っておる、オフロードというふうな形で走っておるということにつきまして、これが非常にいろいろな問題を起こしているのじゃないかと私は思います。
メーカーがそういうものをつくっておるのか、あるいはまた整備工場でもって改造するのかわかりませんが、改造した場合には、いろいろな
取り締まりの問題は、これは
運輸省の
関係のところで、改造する業者というふうな問題との
関係が出てくるだろうと思います。
とにかく、そういうことをしますと、
一つには、高いところから
運転をしますから低いところがよく見えないということで、あるいは
運転する立場から見たら非常に何かこう見おろすような気持ちで
運転するということになるのかもしれませんが、
スピードを出し過ぎたり、いろいろなことをしかねないということがありまして、そういうことで、左折するときに子供をひき殺したり、そういうことの問題が起こってくるのではないかと思います。
今から二十年以上前だったかもしれませんが、私はこの
委員会でもって、
トラックが左折するときに三輪車の子供をひき殺したという
事例が幾つも出まして、そういうことで何とかこのことについての
対策を
考えてくれということで何回も質問いたしまして、やっと
トラックのタイヤとタイヤの間にバーをつけるということを実行していただいて、現在、少なくともそれがあれば、例えばはじき飛ばしてしまう、けがはするでしょうけれ
ども、殺されるということまではいかないというような、そういう
対策を講じていただいた。この精神があれば、この今のような大きなタイヤをつけた、これはバーも何もないし、それこそひき殺してしまうような
心配があると私は思います。
さらに、これは大きなタイヤですけれ
ども、全然泥よけもないわけですから、場合によったら
道路の水たまりのところで通行人に泥をはね飛ばしまして迷惑をかけるというふうなこともあり得ると思います。こういう
一つの大きな問題があります。
何か
伺いますと、こういったオフロードの車で、地上高、底をすらないための
一般的な地上高の高さは十二センチは確保しなければいかぬという規定はあるらしいけれ
ども、この上限がないわけです。これは、私は、非常に問題じゃないかな、やはり一定の上限というものをつくるべきじゃないかというふうに思います。
そして、都会の中を走っているときはそういった問題がありますが、もう
一つ、若い人のことですから、レジャー用ですから、オフロードに行きますと、田舎の方に行きますと、砂丘とかそういうところへどんどん乗り入れして、おもしろ半分といいますか、そういうことでやっていく。それでまた環境の破壊というような問題が起こっているんじゃないか、こう思います。そしてさらに、海岸のところなんかに乗り入れたりしてやっておるということで、ウミガメの卵とかそういうようなものを踏みつぶしたりしているような
事例があるというふうに聞いています。
それから、きのうですか、テレビを見ていましたら、東京都のあきる野市のところでも、秋川の河川敷のところへ今車を乗り入れしておる、レジャーでたくさん入ってくるということで、これは別にRVの車だけじゃないと思いますが、たくさん入ってくるということで、そういうことについて
規制したいけれ
ども、なかなか東京都も
規制をしてくれないというふうなことがあって、町の方で、車を管理するという意味において入場料を取っている、こういうふうな
事例があるようであります。
私は、こういうふうに車が自由にどんどんいろいろなところへ入っていけるということについて、環境の破壊という点からも何か
考えなければいかぬのじゃないかな、こう思います。今、RVの車が大変売れて人気がある、若い者に迎合するといいますか、そういうふうな
傾向があると思います。やはりそういうことについて、我々が社会生活をしていく上において、環境を守っていくとか、秩序というようなものに反するようなものについては厳しい
取り締まりをする必要があるのじゃないかと思いますが、これは
自動車交
通局長にお
伺いしたいと思います。