○
吉田(治)
委員 これは本当に、問題を深めていきますと、ある
意味で需要と供給というのですか、いっときバブルの時期に、タクシーがないないという形で特別タクシーをたくさん認可した。それが既得権益化して、なかなか減らすわけにいかない。そうすると、どんどんタクシーの台数だけはふえて実車率が減っていくというふうな
経営側の、また労働側からも状況がそれぞれあると思うのですよね。この辺は、ある
意味で強力な決断と指導というものが必要じゃないかなと思います。
規制緩和と言われた場合に、
運賃の
自由化ばかりでなくして、例えばタクシー業界全般にかかわる
運輸省の規制というもの、そういうふうなものをどれだけ緩和していくか。いっときから大分緩和されたようですけれ
ども、
運賃改定にかかわるタクシー会社側のコストというのですか、時間ですとか労力ですとか人の部分、大分緩和されて少なくなったとは聞いておりますけれ
ども、
運賃のことですから、やはりまだまだ慎重にしなければなりませんけれ
ども、そういう部分のところも、不必要なもの、また時代に合わないものは取り去っていく必要がある。
と同時に、私は、あえて
運賃改定という言葉はやめて、もうこれはタクシーだけではなくて、鉄道もすべて
運賃値上げ、値上げは値上げという言葉を言っていただいた方が、新聞にはそう書きますけれ
ども、そういうふうな形で出していただく方が、それぞれ受けとめる言葉の響きというのは違うのではないかなという感じがしております。
あと、今大阪の話題からタクシーに入りましたので、
地元のことをちょっとお聞かせいただきたいと思いますけれ
ども、今大阪では、再来年のなみはや国体、また大阪で初めての屋内競技場であります大阪シティードームというのが
建設が進められております。この両方を結びますのが大阪の地下鉄七号線、東西を横切る
路線でございます。
この
路線の
建設状況というのですか、非常にそれぞれが大阪の中ではアクセスとして大きな役割を果たしていくのは必定なんですけれ
ども、それではこれの、例えば地下鉄七号線、大阪モノレールというのは再来年の国体に間に合うのかなというふうな問題。また、その七号線が西に延びていきまして、シティードームの
完成に間に合うのかなというふうなところ。やはり十二分に国の方からも
補助制度を拡充していただいて、地下鉄の
建設が進むようにしていただきたいと思うのです。
その辺の
お答えをいただくと同時に、同じく片福連絡線という、また東西に延びる電車が今つくられておるのですけれ
ども、出水の問題とか事故の問題で少し開通がおくれておる。二年おくれで
平成九年春には開通大丈夫だと言われておるのですけれ
ども、果たしてそれぞれ大丈夫なのか、間に合うのか。
それから、こういう大都市交通
事業に対する
運輸としてのこれからの
補助、また
補助制度の拡充というものをどうお
考えなのか、
お答えいただきたいと思います。