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守住有信君 大筋承りました。
地方分権と必然的に絡むわけですからね。
職員というよりも、むしろ私はまず幹部、出納長、収入役、あすは
全国知事会でございますか、それは別として、知事さんよりも三役の人に、出納長、収入役、そこの部門、部下も含めてこれが非常に、いろいろ実践的に
質問したりしてみると、ここはまあ言いませんけれども、そこがどうもと思うわけですな。
そしてまた、何か今お話しの中で、直接的に
指導できないんだと。それは各
省庁のあれとは違うことはわかっていますよ、
地方自治だから。しかし、
行政指導というものが論議されておる大きな
テーマの流れに対しては、やはり自治省の
行政指導力というか、直接即物的はともかくとしても、いや間接ならしようとかいろいろあるはずだ。これをもっと、もう
時代が変わっておるわけで、まして
地方分権に向かって進もうというときに、その前座行為として、
権限を委任する側から後はお任せです、自由放任ですと。
地方税も食ったわけだ、国税のあれも助成するのも
補助するのもある。その
地方自治体の会計経理監査に対して、これは自治省自身が今までの発想を変えていかにゃ、強力な
指導力というものを持って進めないと私のような議論も別から出てきますから、このことは申し上げておきます。
時間がもうございませんので、せっかく未来志向型の民活をやれと訴えましたが、時間がないもので、ちょっと足元の具体的な、身近な商店街、駐車場対策。
自民党が駐車場議連をつくって、それまでは
通産省と警察庁だけだった。さらに建設省を入れましたね、いわゆる道路局、道路の延長が駐車場ですから。それから、建設省は建築基準法を持っておる、都市計画法を持っておる。その中の商店街であって、駐車場と。もろもろの
政策が大都会から始まっておりますが。
私のところは田舎、熊本市、田舎と言ったって人口六十四万ありますけれども、名門の商店街がある。どんどん郊外に大店舗ができて、規制緩和規制緩和で大駐車場ができて、旧商店街、名門の方はがらんとなって、シャッターばかりになっておるところは、新しい
政策を
通産省はお立てになろうというのが日経にも載っておりました。これはいいことだけれども。
まずその前に、特別のうんと
予算をかけた駐車場ではなくて、もう六年ぐらい前になりますけれども、熊本市の郵政局があって、こっちが市役所、ここがホテルかな。すぐ横が上通商店街。その郵政局の横に郵政会館というのがある。国有財産でございます。国有財産は民間に貸せません、直接は商店街に。しかも地代を取りますからね。一計を案じまして、熊本市の
中小企業局、市に貸しまして、市が商店街に貸す。何を活用するかというと、土曜日曜祭日ですよ。きちっとした駐車場があって、土日は
職員も来ないしお客も来ない。すぐ横が商店街なんだ。ここを市に貸して、市が商店街に貸す、転貸をする。そして、地代を大蔵省財務局だからちゃんと取りますからね、年間。私は、単車と自転車はただにしろと言った。車は有料ですよ。年間三百万ぐらい市の
中小企業局から商店街振興費として
予算を出してもらいまして、国有財産利用第一号と言われたんです。ところが第一号だけでございまして、第二号、第三号はどこもできておらぬ、これが事実でございます。
土日祭日、これは書き入れどき。特別の
予算とか民間の金を出してやるのも結構です、大都会でね。そうでないところは、公有の国有、県有、市有、各
省庁の出先、銀行あるいは損保、その他あります。土曜日曜は休んでおって、それで市があっせん役に入って、監視員が要りますからね、ちゃんと
チェック機能が。市のシルバーセンターから六十五歳以上のお年寄りを市の負担で派遣する、土日祭日だけですな。こういう
やり方を始め出したわけです。
これが一番進んでおるのが宇都宮市。建設省の都市局に聞いたら、駐車場調整室がありましてね、これは専門家です、これを呼んで聞いた。先生、宇都宮市ですねと。それで私は宇都宮市にすぐ電話した。そうしたら、四、五年前か、当時の新聞記事からマップからいろいろつけてあって、銀行とか損保とかいろいろ。それは十台とか二十台ですよ、多数やっている。最高例が宇都宮市。だから
中小企業対策、商店街対策も、この横のところ、今は建設省との関係を申し上げましたけれども、こことの情報をとって、いい例を。これは最高が宇都宮市だと言われて、データをすぐよこしてくれたですよ、市役所は。これなんですが、新聞記事からマップから何かいっぱい入っておった。
それで、それを私は、熊本市の都市局の何とか部長以下、熊本の商工
会議所の事務
局長、これらを集めて、いいかと渡して、さらにやれ、宇都宮に負けてたまるかと。宇都宮よりも熊本市の方が人口は多かぞとかなんとか言ってやっておりますけれども、そういう今ある施設、公共的なものあるいは民間も銀行その他。肥後銀行の頭取にも言ったんだ、これをやってみろと。おまえ、預金が余計集まるぞと、商店街から。何も郵便局だけのことをおれは言っているんじゃないと言ってやっておりますけれども、まださっぱりだ。議論ばっかり、熊本はあほばっかり。
浦田君もおるが、玉名郡だから玉名でもやれと。
そういうことでございまして、きめの細かい、下から積み上げていく。
通産省自体は大きな、今後に向かって民活法の見直しから始まって、いろいろ新しい立法、
政策、これは見事なものだと思っておりますが、私は地ごろの一人として下の底辺から見た商店街やそういうのを引っかけていく、かけていくんです。
それで、やっぱりその中に入るのは都市の場合は市なんです、あるいは市
会議員なんです。これとの連携を大いに、具体的にヒントだけ申し上げましたけれども、もっと集めて、都市局の駐車場調整室だ、具体的には市があるんだ。自治省も、そういう世界があるんだよね。その実践例で、税金とか財源とかいろいろある。それはそいつで無理してでも行がにゃいかぬけれども、もう
一つ地元での、せっかくあるいろんな施設の土曜日曜、この活用。商売人は上日が書き入れどきです。このときを連携させる。それをやっていきますと、国政ではなくてやっぱり自治
行政なんですよ、中心になるのは。
だから自治省も、本当に
通産省と比べて定員もまことに小さい、自治庁
時代からあれだったものだから。そんなことをいろいろと思いながらも、しかしそこは会合したり電話をかけたりハッパをかけて、モデル地域その他いろんな手法があるわけだから。それを、
一つの例、私は駐車場対策、商店街の中あるいは近所における駐車場対策、土日活用、これに実践的
行動的にぶつかっていってハッパをかけていかれれば、大きな金を使わないで商店街は結局入るわけです。ある施設ですからね、ここを大いに。
小さい話だけれども、私はそういう小さい具体的な実践例の積み上げの上に大きくは
通産省その他が新しい
制度、
政策をつくり無
利子化や助成化をおやりになる。それともう
一つが地元のそういうもの。それで地元と言ったときは絶対自治体なんだよ。そういう意味で自治省さんも一緒にお呼びしておるわけでございますから、大いに
通産省、
中小企業庁と組んで新しいこれからのノウハウもハッパをかけていただきたい。
時間もありませんのでこれを最後のお願いにいたしまして、私はきょうは終わります。どうかよろしくお願いします。