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1995-08-04 第133回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第1号 公式Web版

  1. 会議録情報

    特別委員会平成七年八月四日(金曜日)議院 において、災害対策を樹立するため設置すること に決した。 八月四日  本特別委員は議長の指名で、次のとおり選任さ  れた。       安倍 晋三君    稲葉 大和君       浦野 烋興君    衛藤征士郎君       衛藤 晟一君    小此木八郎君       久間 章生君    小泉 晨一君       佐藤 剛男君    七条  明君       住  博司君    谷垣 禎一君       松岡 利勝君    松下 忠洋君      三ッ林弥太郎君    村上誠一郎君       横内 正明君    赤羽 一嘉君       石田 祝稔君    長内 順一君       金子徳之介君    小池百合子君       小坂 憲次君    古賀 敬章君       白沢 三郎君    千葉 国男君       畑 英次郎君    弘友 和夫君       増田 敏男君    宮本 一三君       山名 靖英君    石橋 大吉君       佐藤 泰介君    田口 健二君       濱田 健一君    日野 市朗君       高見 裕一君    前原 誠司君       穀田 恵二君    土肥 隆一君 ――――――――――――――――――――― 平成七年八月四日(金曜日)委員長指名で、次 のとおり小委員及び小委員長選任した。  雲仙普賢岳火山災害対策小委員       衛藤征士郎君    久間 章生君       松岡 利勝君    松下 忠洋君       村上誠一郎君    小坂 憲次君       千葉 国男君    畑 英次郎君       弘友 和夫君    石橋 大吉君       田口 健二君    前原 誠司君       穀田 恵二君  雲仙普賢岳火山災害対策小委員長                 久間 章生君 ――――――――――――――――――――― 平成七年八月四日(金曜日)     午後零時五十一分開議 出席委員   委員長 日野 市朗君    理事 稲葉 大和君 理事 浦野 烋興君    理事 村上誠一郎君 理事 赤羽 一嘉君    理事 小池百合子君 理事 小坂 憲次君    理事 石橋 大吉君 理事 高見 裕一君       安倍 晋三君    衛藤征士郎君       小此木八郎君    小泉 晨一君       七条  明君    住  博司君       松岡 利勝君    松下 忠洋君       横内 正明君    石田 祝稔君       長内 順一君    古賀 敬章君       白沢 三郎君    千葉 国男君       畑 英次郎君    弘友 和夫君       増田 敏男君    山名 靖英君       佐藤 泰介君    田口 健二君       濱田 健一君    前原 誠司君       穀田 恵二君    土肥 隆一君  委員外出席者         国土庁防災局長 村瀬 興一君         特別委員会第三         調査室長    佐藤  仁君     ――――――――――――― 八月四日  日野市朗君が委員長に当選した。 同日        稲葉 大和君   浦野 烋興君        村上誠一郎君   赤羽 一嘉君        小池百合子君   小坂 憲次君        石橋 大吉君   高見 裕一君  が理事に当選した。     ――――――――――――― 本日の会議に付した案件  委員長及び理事互選  小委員会設置に関する件  災害対策に関する件(平成七年七月梅雨前線豪  雨災害)      ――――◇―――――     〔畑委員委員長席に着く〕
  2. 畑英次郎

    畑委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長選任されるまで、私が委員長の職務を行います。  これより委員長互選を行います。
  3. 小坂憲次

    小坂委員 動議を提出いたします。  委員長互選は、投票によらないで、日野市朗君を委員長に推薦いたします。
  4. 畑英次郎

    畑委員 ただいまの小坂憲次君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 畑英次郎

    畑委員 御異議なしと認めます。よって、日野市朗君が委員長に御当選になりました。     〔拍手〕  委員長日野市朗君に本席を譲ります。     〔日野委員長委員長席に着く〕
  6. 日野市朗

    日野委員長 この際、一言ごあいさつ申し上げます。  ただいま皆様方の御推挙により、委員長の重責を引き続き担うことになりました。  未曾有の大災害となった阪神・淡路大震災から半年がたちましたが、関係各方面の方々の懸命な努力により復興も着々と進んでおります。しかし、なお多くの方が避難所生活を強いられるなど、まだ多くの解決しなければならない問題が残っております。さらに、この震災の教訓を今後の災害対策に十分生かさなければなりません。また、七月の豪雨も各地に深刻な被害をもたらしていることは記憶に新しいところであります。  このような状況のもと、本委員会の果たす役割はまことに重要であります。皆様方の御支援と御協力をいただき、公正、円満な委員会運営に努めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。(拍手)      ――――◇―――――
  7. 日野市朗

    日野委員長 これより理事互選を行います。
  8. 小坂憲次

    小坂委員 動議を提出いたします。  理事は、その数を八名とし、委員長において指名されることを望みます。
  9. 日野市朗

    日野委員長 ただいまの小坂憲次君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  10. 日野市朗

    日野委員長 御異議なしと認めます。よって、委員長は、理事に        稲葉 大和君     浦野 烋興君        村上誠一郎君     赤羽 一嘉君        小池百合子君     小坂 憲次君        石橋 大吉君     高見 裕一君以上八名の方を指名いたします。  速記をとめてください。     〔速記中止
  11. 日野市朗

    日野委員長 速記を起こしてください。      ――――◇―――――
  12. 日野市朗

    日野委員長 災害対策に関する件について調査を進めます。  この際、平成七年七月梅雨前線豪雨災害について、政府から説明を聴取いたします。村瀬防災局長
  13. 村瀬興一

    村瀬説明員 お手元に「平成七年七月梅雨前線豪雨災害について」という四枚紙をお配りしてあると存じますので、それをごらんいただきながらお聞き取りを願いたいと存じます。  まず、気象の概況でございます。  梅雨前線でございますけれども、七月一日から七日にかけましては九州から四国近畿東海地方に停滞して活動が活発となり、これらの地方大雨となりました。八日には前線は北上いたしまして、十七日にかけて北陸地方東北地方に停滞したため、これらの地方大雨となっております。二十日には西日本で前線中国近畿地方まで南下し、二十二日にかけて太平洋高気圧の縁を回る暖湿気の流入の影響もあり、大雨となったところがございました。  次に、被害状況でございます。  まず、六月三十日から七月七日の間の被害概数でございますが、死者が二名、負傷者が一名、建物の全壊が九、半壊が二十等の被害が出ております。それから、七月十一日から七月十四日の間の被害概数でございますが、行方不明の方が一名、負傷者が五名、全壊が七十、半壊が二十九等の被害が出ております。それから、七月十六日から十七日にかけての被害概数でございますが、死者が一名、負傷者が一名、全壊が二等の被害が出ております。それから、七月二十日から七月二十二日の間の被害概数でございますが、負傷者が一名、全壊が三、半壊が三等の被害が出ております。合わせますと、死者が三、行方不明者が一、負傷者が八、全壊が八十四、半壊が五十二等の被害が出ております。  次に、政府の対応でございますが、七月十八日から十九日にかけまして、新潟県及び長野県に担当官の派遣を行っております。今後の災害対策に万全を期するために、十二省庁十七名の担当官を現地に派遣いたしまして、被害状況の詳細な把握に努めたところでございます。  次に、災害救助法適用状況でございますが、七月五日には愛媛県の大洲市、七月の十一日には新潟県の中頸城郡頸城村それから上越市、さらに長野県北安曇郡小谷村に十一日に適用いたしております。それから七月十二日には長野県上水内郡豊野町に災害救助法適用いたしております。  次に、一枚おめくりいただきまして二ページでございますが、施設等関係被害でございますけれども、建設省関係では、そこにございますように、建設省所管公共土木施設につきまして、長野県約二千二百カ所、新潟県約二千カ所、熊本県約千八百カ所等、全国で約二万一千カ所の被害になっております。土石流につきましても百三十七カ所、地すべりが百六十九カ所といったような被害が出ております。  それから次に、農林水産省関係でございますが、九州中国四国地方及び北陸信越地方を中心に、農地約一万四千八百カ所、農業用施設約一万七千カ所等の被害が出ております。必要に応じて応急復旧工事を行うとともに、早期復旧を図るために、地元の準備が整い次第順次災害査定を実施します。  この災害査定の点につきましては、建設省関係につきましても同様でございます。  次に、文部省関係でございますが、そこにございますように、学校施設社会教育施設等、合わせまして七十五の施設被害が出ております。  次に、運輸省関係でございますが、港湾施設等被害状況でございますが、そこにございますように、港湾被害が出ております。  それから、厚生省関係でございますが、医療施設十七施設等被害が出ております。  三ページでございますが、次に交通関係でございます。  鉄道関係につきましては、信越線豊野-黒姫間は八月二日から、大糸線信濃森上-南小谷間は八月一日から開通をいたしております。大糸線南小谷-根知間は開通予定が未定でございます。それから、黒部峡谷鉄道本線宇奈月-樺平間不通でございます。それから、宇奈月-笹平間は現在不通でございますが、八月六日には開通する見込みでございます。それから、笹平-棒平間につきましては、開通見込みが未定でございます。  道路関係につきまして、県管埋国道十五区間地方道九十七区間全面通行どめ、それから公社管理有料道路で二路線二区間通行どめとなっております。  次に、ライフライン関係でございますが、水道関係でございますが、そこにございますように、合わせて五千二百四十二ログが断水いたしましたが、二十八日までに復旧いたしております。  それから、電気ガス関係でございますが、延べ四万一千戸が停電いたしましたが、十七日の午後四時までには復旧をいたしております。  電気通信関係でございますが、約七百の加入電話に障害が発生いたしましたが、二十四日までには復旧をいたしております。  放送関係でございますが、四局でNHK、民放会社が停波いたしましたが、十三日までには復旧をいたしております。  次に、中小企業関係でございますが、被害状況につきましては、現時点で愛媛県約七十件、新潟県百十件、長野県約百七十件となっておりまして、さらに被害状況については調査中でございます。  それから、豪雨により被害の大きかった六市町村対象に、政府系中小企業金融機関に対しまして、災害復旧貸付の発動を指示しておるところでございます。  それから、住宅関係でございますが、住宅金融公庫におきまして、災害復興住宅建設資金購入資金または補修資金の融資を行うことを決定いたしております。  次に、四ページでございますけれども、民間金融機関生損保関係でございますが、被害状況等を勘案いたしまして迅速適切な措置を講ずるように指示をしているところでございます。  それから、郵政事業関係でございますが、災害救助法適用を受けた市町村区域内等対象に、救助用見舞い用の現金を内容といたしました郵便物料金免除等措置を実施しているところでございます。  以上でございます。
  14. 日野市朗

    日野委員長 これにて政府からの説明聴取は終わりました。      ――――◇―――――
  15. 日野市朗

    日野委員長 この際、小委員会設置の件についてお諮りいたします。  ただいま理事各位と協議いたしましたとおり、雲仙普賢岳火山災害対策調査するため、本委員会に小委員十三名よりなる雲仙普賢岳火山災害対策小委員会を設置いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  16. 日野市朗

    日野委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  次に、小委員及び小委員長選任につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  17. 日野市朗

    日野委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  小委員及び小委員長は、追って指名の上、公報をもってお知らせいたします。  なお、小委員及び小委員長の辞任の許可並びに補欠選任につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  18. 日野市朗

    日野委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後一時六分散会