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衆議院議員(
日野市朗君) ただいまの
木暮先生の御
質問を伺っておりまして、まさにこれは全く同感という
思いでございます。
私、この
大震災が起きましてから日ならずして
現地に視察を行いました。
参議院の諸
先生にも御一緒においでをいただきまして、皆さん非常にあの場面を見ていろいろの
思いを抱かれたと
思います。私もそれまで
テレビ等の
ブラウン管を通じまして
被害の
模様についてはある程度知っていたつもりでございますが、
テレビの
ブラウン管というのは小さな
ブラウン管に
被害の
模様を切ってとったようなものでありまして、
現地に赴いて
現地に立ってみれば、その
災害の恐ろしさ、その
被害の
規模の甚大さ、これにはまさに胸突かれる
思いでございました。特に、ビルの
倒壊、
木造家屋の
倒壊、火災の跡、そしてそれまで繁栄を誇った神戸港の惨たんたるさま、その及ぼす経済的なダメージというようなものに
思いをいたせば、これはほうってはおけないという
思いでございます。
これは
歴代の
政府も、それから自治体もそれぞれ御苦労なさってきたのでありましょうけれども、しかし、それにしても
災害というものはやはり結果であります。
歴代政府は一体何をやってきたかというような
思いは、これはもうやっぱり私としては禁じ得ないところもございました。そして同時に思うのは、この
日本は
地震と同居をしているような国でございますから、至るところに
地震の種がございます。そして、このような
災害がいつ起きてもおかしくないという
状況にあります。
これはもう
木暮先生もよく御承知のとおり、我々がこうというアイデアを持ったからといってそれが直ちに実るものでないこと、これはよくわかっておりますが、
政治家として今何らかの行動をとらなければならぬ、そうでなければ
政治家の
国民に対する責めを果たすことはできない。こういう
思いから我々もこの
地震に対する
対策、特に
防災、このことについてはきちっとした
対応をとっていこうではないか、まず第一歩をしるそうではないかと。こういう
思いからこの
法案も、これは
衆議院の
同僚各位の甚大な御
協力を賜りましてこのような
法案を
作成をいたし、そして
衆議院も
全会一致で通していただいたと、こういう経過になっております。
今、こうやって
参議院の皆さんの熱心な御討議の場に立たせていただきまして、やはり同じ
政治家として同じような
思いを抱きながら温かい目でこの
法案を見ていただいていること、本当に私は今
感謝を申し上げております。ぜひとも一日も早く、一刻も早くこの
法律案を成立させていただきまして、一歩も二歩も
防災体制を固めるために進んでいければと、こういう
思いでいっぱいでございます。ひとつよろしくお願いいたしたいと
思います。