○堂本暁子君 堂本暁子でございます。
運輸委員会での初めての
質問をさせていただきます。どうぞよろしく
お願いいたします。
私も今の下村
委員の御
質問で、つくづく感じること多々ございました。
法律のための人間なのか、人間のための
法律なのかと、今自動車、にこにこ診療所のことではちょっと感じました。
それから、私も子供のときには路面電車で小学校に通いました。青山通りはいわゆるチンチン電車が走っていた時代でした。東京オリンピックでなくなりましたけれ
ども、サンフランシスコに行ってもまだ路面電車はずっと走っています。新幹線も急ぐときはとても便利ですけれ
ども、やはりスピードも多様であっていいのかなというふうに思います。高速道路も結構ですけれ
ども、ワシントンは車の道路の横に自転車の道があるし、その向こうに乳母車や何かが押せるような土の道もありますけれ
ども、
日本はみんなセメントでいささか道を固め過ぎているんじゃないか。それから、いささかスピードに偏り過ぎているんじゃないかという気がしますので、路面電車のお話、大変おもしろく共感して伺いました。
神戸だけではなくて
日本全国、いずれは年をとるということは全員が障害者になるということと変わらないことだというふうに私は思います。高齢化社会を迎えるということは、スピードに対応できない人間がいっぱい
日本に出てくることだと。思いますので、今初めての
運輸委員会なんですけれ
ども、やはりスピードという感想をいささか持たせていただきました。
質問に入りますけれ
ども、
阪神の災害、あの平和な生活を一瞬で奪われた方たち、もう本当に言葉に尽くせない、恐らく悲しみを超えて途方に暮れていらっしゃるんではないかと思いますので、心からのお見舞いを申し上げたく存じますけれ
ども、その言葉も何かむなしく感じるような気すらいたします。
私は、比較的今まで問題になっていなかった点を、できればこれからの問題として前向きにお話ができたらと思います。
今回の
震災で、防衛庁の初動の早さ遅きということが非常に話題になりましたけれ
ども、海上保安庁については余り話題になっていません。きのう初めて初動のリストなんかいただいたんですが、実際に
地震が起きた四分後にはもうその
被害の
調査を
大阪湾の中でやっていた。それは二十四時間勤務の巡視艇としては当然のことかもしれませんけれ
ども、そういった海上保安庁のこれからの災害に対しての活動の仕方、それもぜひ前向きに御
検討いただけたらうれしいというふうに思います。
私も巡視艇には乗ったこと何度がございますけれ
ども、きのう確認させていただいたらば、海上の救助と海上の警備、警備救難業務用船舶というのだそうですけれ
ども、言ってみれば海の警察であり海の消防であると。
今回私があえて伺いたいと思っておりますのは、所が海と陸とで、ここからこっちは海上保安庁、ここからこっちは陸上の警察なり消防なりというふうに線引きがされているようですけれ
ども、今回は、先ほど
大臣、地下水を使うことができればというふうにおっしゃいましたけれ
ども、やはり海水を使うこともできたんじゃないかと思うんですね。そういうことで、日常的に海上保安庁と都道府県なり市町村なりと有機的な体制をとっておられるのか、あるいはそういったような訓練をしていらっしゃるのか、その点からまず御
質問申し上げたいと思います。