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大出国務大臣 小坂
先生つい最近ですが、例のけいはんなでB−ISDNなどの実験をやっておりまして、これを収録しまして月曜日に
テレビ放映しているのですね。とうとうほとんど全部書き取ってしまったりしたのですけれ
ども、非常に
意味があるのですね。
今
お話しの学校、塾に行かないで、パソコンを使っていますけれ
ども、出題に対して答えを出していくのですよ。そうすると、一時間ぐらいで解答が出てくるのですよ、何点といって。こういうふうにしなさい、ああいうふうにしなさいと
先生から
お話が入ってきまして、そのお嬢さんが、どうしてこんなに早く私がやった結果が出てくるのだろうという
質問をするぐらい、非常にうまくいっているのですよ。
それと、奥様がいつの間にかパソコンをたたくようになってしまっているのですね。それで、その中に七千五百の
情報が入っているというわけですよ。その中にスーパーが
一つあるのですよ。精華町という町です、精華町のスーパーが、今までと違うのですよ。朝何時というふうに品物が入ってくると、その
情報、入ってくるものをたたくと全部出てくるわけですよ。すると、今まで衝動買いしていたのが、何と何をきょうは買いましょう、そして計算をして、勘定書きを持って買いに行くというシステム。それから、これから出かけるとするとバスは何時と何時で、どこに乗りかえるとバスが何時と何時と全部出てくるわけですね。これになれてきてしまっているのですね。だから、最初に機器を置いた場所がありまして、これを今度は一カ所にまとめて、家族全部で落ちついて使っていこうという。
ですから、
アプリケーションという
言葉がございますけれ
ども、具体的にやった結果としてたくさんの問題が出てきていて、ビデオ・オン・ディマンドなんかもたくさん出てきますけれ
ども、要らないものもあるし、これはまずいなというものもあります。ありますけれ
ども、実験の結果として、私は、これを細かく分析していくと非常に有
意義な結果が出てくるだろうと思っております。
ちょうど今の
お話のような
遠隔医療診断みたいなのも、釜石などで既に
CATVでやっておりますけれ
ども、これは何かちょっと高いのですね。三千円じゃ高過ぎるので、もっと安ければいっぱい入っちゃうと思うのですけれ
どもね。つまり心電図、血圧ですね。まず心電図、血圧、脈拍が入ってくるわけですよ。すると、おれのはきょうは大丈夫だな、六十五歳以上の人が
中心になって入っているのですが、これは、きょうは大分頑張っても大丈夫そうだという、おっしゃるとおりのデータが入ってきまして、既に現在やっておるわけですよ。
これに、釜石というのは鉄鋼所がなくなりましたから、市が入ってきまして、借り入れ三分の一、資本金三分の一だったものだから、三分の二は借り入れたから悪戦苦闘してきて、ようやくとんとんになって、市がかんできてこれがやれる、こういう状況なのですね。
だから、山形県のある町なんというのはテレワーク
センターをつくって、町長さんが、これ以上はもう人をほかに出さない、過疎にしないというのでテレワーク
センターをつくって、雪が降りますから、仕事を全部行政の側から流して、サテライトオフィスをつくってもいい、そこへ出てきてやってくれ、出ていかないで町でやってくれというのを始めているわけですよ、ことしから。また、大分みたいな
遠隔医療診断を早くからやっているところもありますし、たくさん出てきているわけですよ。
ですから、ここらでやはり御
指摘のように
国民の
皆さんに知ってもらわないと、それで、これが宣伝が効いて
皆さんが関心をうんと持っていってずっと進んでいくと、ある時点にいくと、これは国家的行事として、本当に
事業として、大蔵省だへちまだ能書き言っちゃいられないぞ、全部で金、必要なものはみんな持ってきてやらなきゃしょうがないというところまで持っていかなければいかぬし、いく性格のものだと私は思っています。
そういう
意味でひとつぜひお力をかしていただいて、
アプリケーションを含めて、この前ITUの京都
会議でも大きな問題が三つありまして、その一番最後が、社会がどう受け入れるか、家庭がどう受け入れるかというのが最終的な勝負ということになっておりますので、ぜひひとつまた御関心をいただきたいと思います。