○北村
委員 JATEC、
石炭開発技術センターというのでしょうか、こういうものの強化をしていくときには、やはり稼働している
炭鉱のあるところにそれをきちっと設置をしていくということが重要なことではないか、私はこう思います。窓口は東京であっても結構だと思いますが、そういったことをやるということになれば、実際に稼働している現場で、それも非常に安全性の高いところで研修生等々を受け入れるということが必要になると私は思いますので、太平洋炭礦を含めてもう三つしか残らないということでありますので、この稼働している
地域への設置というものを真剣に
考えていただきたい。これは
答弁は要りませんけれ
ども、ぜひお願いをしたい、こう思います。
残り時間がわずかになりましたので、これは
答弁は要りませんけれ
ども、例えば太平洋炭礦さんの場合ですと、維持をしている坑道というのは二百二十キロに及ぶのですね。今それを
合理化のために百五十キロぐらいにせねばならないというふうな感じもある。そして、六百メーターから七百メーターの下である。海面からですから、これは一割が水ですので、七百メーターというと七十メーターは海であって、その下六百三十メーターは土の中、こういった非常に深部ですね。
そうなると、私は、この維持している坑道を何とかうまく使っていく、
管理をしていく方法はないのかな。ましてや、維持している坑道が二百二十キロですから、使ってなくても維持をしているところがあるわけですから、それはもう六百メーター、七百メーターも下だ。きょうの新聞では、むつに、これは高レベルの核廃棄物ということがありました。こんなことを言うと
地元では怒られてしまうと思いますけれ
ども、低レベルのものであれば、本気になってこれからそういう核廃棄物や何か等々を、もしどうしても
日本で処理をしていかなければ、あるいは
管理をしていかなければならぬということになれば、そういった問題も真剣に
考えていく必要があるのではないのかな。
二百メーター、三百メーターなんて今言っていますね。しかし、今ある
炭鉱の方は六百メーターから七百メーターも下だ。そうなると、技術的に私は素人ですから、そういうものが海面に出たりあるいは汚染ということがあって、よくわかりませんけれ
ども、そういう維持している坑道の利用というもの、あるいは、
大臣は厚生
大臣も御経験ですので、これからの医療廃棄物というものについては大変な問題が出てくる。そういったときに、こういったことを
考えていくということも大変国としては重要なことになっていくのではないのかなという、素人的な
考えも実は私は持っているところであります。
今までの
閉山のところは、大体これは、穴を掘っていくときには先にずっと掘っていって、掘ってきたところからつぶれていくというのはありますけれ
ども、しかし、太平洋炭礦さんの場合は坑道を維持している。こういうほかの
炭鉱とはまたちょっと違った感じでありますので、そういったところも、私は、今後は国の政策の中でこういった坑道というものを
考えていく必要があるのではないのかなということを提起をさせていただきます。
最後に、これからの
石炭、特に後半の
石炭政策におきまして、いろいろなバランスの中での激変緩和という問題、そしてまた基準炭価の設定に当たっては、これもやはりいろいろな分野とのバランスをとりながら相当慎重にやっていただきたい。あるいは、内陸に運ぶ運送費というものも、これも全部含まれた今の基準炭価でありますから、そういった問題についても、私は、この後半の
石炭政策の中では今後相当な議論をしていただかなければならない問題を抱えているのではないかというようなことも提起をさせていただいて、時間が参りましたので、質疑を終わらせていただきます。
ありがとうございました。