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江崎委員 私的な
お話になりますけれ
ども、私自身、これから
海外旅行と
国内旅行、これは
旅行者の選択からすると、
海外に向けられるのではなかろうか。
それは私自身も、一年に一回必ず
海外研修
旅行、そしていま
一つは
国内研修
旅行といって、後援会で、
国内ですと、バスを十台も二十台も連ねて行く。そして昨年の四月にハワイ研修
旅行を募集いたしました。その折に、二百名の締め切りといったことで募集したところ、何と三百六十名の応募があって、結局飛行機は二便に分けて出かけたわけであります。その折の
旅行代金は一人十二万八千円、そしてこの中で、特に予備費を三千円含んでおりますので、実際の
旅行代金は十二万五千円であり、四回の朝食、一回の昼食、三回の夕食、そしてホテルはシェラトンですから、ハワイでは一応Aクラスの下といったところです。そうしたところ、
消費者は非常によく見ておると思うのです。
したがって、後援会以外からも多くの
皆さんが参加するといったことであったわけですが、昨日、きょうの
質問のために、このハワイ
旅行を主催しました
旅行社に、名古屋−札幌ツアーを四泊五日で組んで、そして札幌ではAランクと言われるホテルで朝食を四回、夕食四回で大体どのくらいの見積もりが出るといったときに、十二万五千円といった数字が出てきた。これはもうとても競争にはならないと。非常に内外格差が顕著になってきたときに、特に
国内旅行では、これから相当に業界の
皆さんも真剣に取り組まないといけないと思っております。そして、特に
運輸省でも、やはり二十一
世紀の
基幹産業にこの
観光産業を持っていく上においても適切な
指導が急務かと思っておる次第であります。
全国旅行業協会の機関誌で、私、大変興味深く拝見をいたしました。これは、東
日本旅客鉄道の松田社長、そして現在、明日の内閣の国土・交通担当二階俊博
先生、運輸
委員会の
委員でもあられますが、こちらの対談の中で松田社長がおっしゃっておられること、何といっても長期
旅行をこれから
国内も手がけなければならないときに、ホテル、旅館で宿泊した場合、例えば一泊目は一万五千円だ、二日泊まったら一万円、三日泊まったら八千円というような価格でバランスをとらないと、旅館に泊まればもう食事がついております、朝食そして夕食がついたときに、かなりこれは料金に上積みされるといったとき、とても
日本のホテルや旅館では、長期滞在して、
大臣がおっしゃられたように、その
地域の歴史や
文化をゆっくり見る、また美術館や博物館へ出かけていろいろ楽しんだりするということが、一カ所に滞在しては
国内の場合無理ではないかなといったような気もしております。
そして、特に東北では、コストダウンが必要だといったことで、旅館でもホテルでも素泊まりは幾らかといったようなことに現在取り組んでおる。そして、食べ物はどういったものを食べたらこれだけですといって選択をさせる。今は旅館に泊まればこと
ごとく、もう旅館の言うままの食事が出てきたり、それ以外のものを欲しければ時価幾ら幾らといったものをこちらがオーダーしなければならない。それは当然旅費には含まれておりません。そんなときに、東北の旅館で今話し合っていることは、
共同仕入れとか、また東北の旅館八十軒が寄って、シーツや部屋に飾る花、主要な食品はこと
ごとく組合のようなものをつくって
対応し、コストダウンを図るといったような
努力をしておるといったことを松田東
日本旅客鉄道社長がおっしゃっておられること、これは、これからの
日本の旅館とかホテルにも非常に必要なことではなかろうかなと思ったのですが、それについて
局長から。