○萩野
浩基君 新緑風会の萩野でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
本日、筆頭に
清水委員、それから続きましてまた
中尾委員の方からも
北海道の
地震についての
お話がございました。被災者に対し私もお見舞いを申し上げ、また一日も早い復興を願っております。
幸いなことに
死者がなかったということでございますが、私は本日は集中豪雨について特に御質問させていただきたいと思いますが、実は
地震に関しましても、特に宮城県におきましては、のど元過ぎれば熱さ忘れるということがないようにということで、六月十二日というのは我々県民の間では常に思い起こすことにしております。
これはそのときの新聞でございますが、昭和五十三年の六月十二日に
地震が起こって、これは十三日の新聞なんですが、
マグニチュードは七・五でございまして、震度は大体五と言われておりますけれ
ども、そのときには
死者が二十一名、けがが三百六十五名という大変な災害でございました。
これは大変、こういうところで私が言うのはどうかと思いますが、私は現にそのとき大学で卒論指導をやっておりまして、初め揺れたので、そのときは、
東京ではしょっちゅう
地震があるので、このくらいの
地震では皆騒ぐな、もっとじっとしておれと言ったら、その後数分後にあのすごいやつがやってきたんですね。笑われたんですが、私はこれはただごとじゃないと思って外に飛び出しました。学生も皆ついてきて外に出て、外を見ますと、大地が波打つというのを初めて見ましたけれ
ども、本当に校庭の中が揺れ、波打っておりまして、そして、二百年以上たっていると思いますが、大学の中に大きい松の木があるんですが、それが根元から動いているんですね。だから、自然の災害というのは本当に怖いんだなということを
感じました。
きょうは
地震の方の話は両
委員が
中心に
お話しされましたので、私は、もう一つ宮城に襲いました、
政府の方からも御答弁がありましたが、ことしの災害の主な中で宮城を襲った九月二十三日の集中豪雨、この災害
対策を
中心にお伺いいたしたいと思います。
本当はできましたらもっと早い
段階にこの問題は取り上げたいと思ったんですけれ
ども、もう一カ月以上過ぎております。特に名取市とか岩沼市には今もつめ跡がはっきりと残っております。宮城県におきましては、昨年はこれは大変いろんなところに御迷惑もかけ、また宮城県の県民も大変苦しんだんですが、これは天明以来の凶作ということで、ことしは集中豪雨ということで、まさにダブルパンチを食らっております。まだつめ跡が残っております。
この十月二十二日、二十三日、二十四日と、私らの
東北では有名な河北新報という新聞がございますが、この中で特に特集を組んでこんなタイトルで、「荒れた田手つかず」「国の
査定待ち」というようなこれが一回目のタイトルで、二回目は「情報が伝わらぬ」、「いらだつ住民」、それから「排水路
整備が急務 中小河川の改修も不可欠」、こういうような見出しで、一日も早い復興を一生懸命住民が望んでおると、こういうことで特集を組んでおります。
そういう点から、まず最初に三点か四点お伺いいたしたいと思います。
本来ここに、先ほど
委員長さんにはちょっと資料を見ていただいたんですが、大変分厚いものでございますから、百聞は一見にしかず、シーイング・イズ・ビリービングと言われるように、災害のやっぱりその場におった者でないとわからない、大変ひどい
状況であります。あの空港が全く海になってしまいましたし、私の学校の車も置いていたんですが、それがもう完全にだめになってしまったというような、それが現状でございます。
まず最初にお伺いいたしたいのは、
委員の方々に申し上げておきますが、これは宮城県だけのことではなくて、いつ何どきどういうことが起こるかわからないということで、一つのエグザンプルとして、例としてひとつ
委員の方々お聞きいただければと思います。
一カ月とちょっともうたったわけですが、先ほど申し上げたとおりに、せっかく実っていたんですけれ
ども、来年いっぱいまた米をつくれないというような、そういう農家が今まだたくさん残っております。
また、愛島という地区なんですが、ここの小学校はまだ復興しておりません。それで一生懸命市長さんも頑張っておられます。昨日も市長さんがいらしたわけですが、市としても、これだけの災害があったわけだから、何としても一生懸命やりたいということでおっしゃっておられますが、
復旧するには市単独では手に負えないと。その
地域の住民からは、これは河北新報に出ているんですが、行政は何をやっているんだというような声も出てくる。市長さんも大変苦しんでおられます。近く国の担当者が訪れる予定だがというようなことが記事になっておりまして、これをとても待っております。
今回、各
省庁の、どういうぐあいにお呼びしていいか、いろんな面でいろんな点にわたっておると思います。だから、今の愛島小学校のことだけを挙げるとこれは
文部省にも
関係するかと思いますが、やはりこういう災害のときというのは横のつながりを特にとっていただきたいと思いますので、子供たちが遊ぶこともできない、そういうようなのが現状だということでございますので、まず、この点をどなたでも結構ですから
お答えいただきたいと思います。