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吉田(公)
委員 これは後ほど改めてお尋ねをしたい、こう思いますが、たまたまこの
消費税を導入して、
平成元年四月一日だと思いますが、その後すぐ行われたのは、実は都
会議員選挙だったのです。それで参議院選挙があったのです。その都
会議員選挙のときに、結論から申し上げれば、
消費税反対、
消費税反対で社会党が、土井
委員長さん初め全部が
消費税反対だ。しかも
消費税は悪税だ、しかも逆進性の矛盾というものが絶対に解消できないのが
消費税なんだ、こう言って、それは大変な騒ぎでやったわけだ。
そうしたところが、自民党の現職、私自民党の都
会議員でしたが、二十名落選しちゃった、社会党が二十名当選しちゃった。永田町でもって
消費税やるんだから、有楽町の都議会なんかたまったものじゃない。直下型地震ですよ。そのうちに今度は余震があるんだというんだ。何だといったらリクルートだというんだ。そのうち津波があるというんだ。何だといったら土井津波だ、こういうんです。みんな全部やられちゃった、これで。
だから、やっぱり私ども自民党の都
会議員当時、まあ恨みには思っちゃいませんけれども、しかし、都議会のそのときに落選をした方々は、
消費税のために二度と都議会に議席を置くことができなかった。そのことを考えますと、後ほど申し上げますけれども、責任ある決定をしたとかあるいは状況変化だとか、そういう一片の
言葉で御答弁をされて済むものではない、私はそう思っているわけであります。
それは後ほど御質問させていただきますが、「
税制改革に関連する
法律案について」、これは大蔵省が国
会議員用に配ったんだと思うんですが、
消費税の税率を四%に引き上げる。「
消費税の税率については、
社会保障等に要する費用の財源を確保する観点これは「観点」といったって何の観点だかよくわからない。「行
財政改革の推進状況これは全然進んでない。そして、「租税特別措置等及び
消費税に係る課税の適正化の状況これは一年や二年でなかなかわかるものじゃありません。「
財政状況等」、よくなるとは考えられませんね、これは。
そうしますと、今
大蔵大臣が御説明したように、総合的に勘案して
検討を加える、まことに抽象的な文章でありますけれども、具体的にどういうことなのか御説明をいただきたい、そう思うんです。