○長内
委員 改革の長内順一でございます。
私は、このたびの
北海道東方沖地震に関連いたしまして、時間の
関係もございますので、端的に数点お伺いをしたいと思います。
このたびの
地震につきましては、当初、マグニチュード八・一という大変大規模な
地震であったのにもかかわらず
被害が意外と小さかったのではないかというような
お話がございましたが、日がたつにつれ、大変大きな
被害があるということが
確認されたところでございます。この場におきまして、この
地震におきまして被災された皆様に対し、心からお見舞いを申し上げる次第でございます。
まず、
災害の
復旧事業につきまして数点お伺いをさせていただきたいと思います。
今回さまざまな形で北海道の東方
地域に大変な
被害をもたらしているわけでございまして、先ほ
どもさまざまな形の
お尋ねがございましたが、改めて私からも、この
被害についての速やかな
復旧事業の促進をお訴えさせていただきたい、このように思う次第でございます。
一つは、先ほど
お話がございましたけれ
ども、私も
地震発生の翌日、十月の五日でございますが、
現地へ伺いました。戻ってから、その後も地元からさまざまな形で要望が来ております。先ほ
どもお話がございましたような、例えば局地
激甚災害指定の適用、こんなこともぜひお願いしたいということも来ておりますし、それからまた各自治体におきましては、これは
復旧作業等、それから
調査自体にもえらい金と時間がかかるということもございまして、
普通交付税の繰り上げたとか
特別交付税の配分に対する御配慮、また地方債、これについてもぜひともお
考えいただきたい、こんな要望が来ておるところでございます。
特に、先ほどちょっと
お話にはございませんでしたが、北海道はやはり農林水産業の大変な一大地でございまして、この影響も随分出ているようでございます。私のところでは、例えば羅臼では、水産業でございますが、刺し網
漁船二十四隻が破損しただとか、それから海の中にあります刺し網が流出してなくなってしまった、こんなこと。それから、各漁港では岸壁にひび割れが起きているだとかという
被害が随分出ているようでございます。また酪農では、全国一の酪農
地域でございます
別海町や
中標津町を中心に、サイロの崩壊、破損、それから農道が寸断されている、また、酪農におけるライフラインでございます停電だとか断水、こんなことによって乳牛の搾乳作業にえらい支障を来している、こんなことも
報告されているわけでございます。また、先ほど触れておりませんでしたが、商工業者の方も大変な状態である。こんなことを
考えた場合に、私は、ぜひとも先ほどのようなことを進めるのと同時に、これら農水
関係の方、商工業者の方にも手厚い
災害復旧の援助をすべきではないか。そんな意味では、いろいろな財政面、金融面、また、これまで借りている資金の償還条件の緩和だとか、こんなことも含めての対策がこれから必要であるということをお訴えしたいわけでございますが、これについて対策があれば、ぜひとも
答弁をしていただきたいと思います。
さらに、私は、この
災害復旧の問題、まとめて
お話をしてしまいますけれ
ども、
災害が起きる、特に北海道なんというのは、最近とみに
災害が集中している
地域でございます。そんな中で、この
復旧作業には大変な資金が、経費がかかることは当然のことでございますが、これが地方の自治体にとりましては、大きな負担になっていることも事実でございます、こんな受益者負担と申しますか、都道府県なり市町村が負担する、この大きな負担に対して、例えば
災害復興基金制度、このようなことも以前
災害の
特別委員会で随分議論されているようでございますが、その後進捗がどんなふうになっているのか、こんなこともお伺いしておきたいと思います。