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服部三男雄君
総理のおっしゃっていることは、
法律家から見れば全く無意味な荒唐なことなんですよ。
こういうふうに説明しましょう。
登記抹消の外形があるからそれをもって
真実借金の
返済がなされたという証町にはならないということを、私は申し上げているんです。いいですか、
総理、
向こうが同意すれば済むんですよ。返ってようが返っていまいが、
債権者がああ
抹消していただいて結構ですとよと言えば、金は返っていなくたっていつでも
登記は
抹消できるんですよ。いいですか、
向こうが
真実返ったか返っていないかの判断をする材料がないときの
平成五年に
向こうが
登記抹消に応じただけなんですよ。いいですか、実態的にお金が行ったことは間違いないですよ、あなたが受け取ったと言っているんだから。三千万、四千万、三千万と受け取っておるんだから間違いないですよ。返ったという決定的な証拠を実体的に
証明するものというのは、結局、
領収書しかないんですよ。
抵当権の
抹消は、外形的にそうであったからといって一億円
返済の実体的
証明にはならないということを説明しているわけです。
いいですか。その
領収書が、きのう
鹿熊委員が
証明したように、例えば消費税のところのあれがないとか非常にずさんである。そのもとになる補助
帳簿の貸付金台帳が架空の
日付が書いてあったりしているから、私
どもは
疑惑は深まるばかりだと言っているんです。
そこで、私があなたに説明したいのは、刑事裁判じゃないんだから、あなた
自身が立証しなさいと言ったってあなたはしないんだ、しないならば第三者に出てもらうしかないじゃないですか。第三者とはだれだ。
東京佐川の
担当者だ。であるか、
深山さんしかないと言っているんです。
もう
総理のを幾ら聞いたって同じことの繰り返しですから、
答弁を求めません。
委員長、ここで再度申し上げます。
私が
総理から
深山さんの名前を聞いたのが昨年の十二月九日でございます。そこで初めて
深山さんという名前が出ました。それから私はこの
予算委員会で
自分が
質問に立つたびに、実に四回にわたって、きょうは五回目、
深山さんの
証人喚問
要求をしております。その都度、
委員長は
理事会協議をしますとおっしゃっている。十二月九日から見まして実にもう四カ月目に入っております。
これだけ
国民が
佐川一億円
疑惑ということで、きょうの全新聞をごらんなさい、一面に全部出ているんですよ。これだけ
国民の関心を呼び、しかも、アメリカでホワイトウォーターでクリントンがあれだけ納税
証明書まで出し、何度も
自分でみずから記者会見を開いて詳細な説明までしている。に比べて、
細川総理の法律的にも空疎な
答弁をしらじらここで聞いているわけにはいかないのであります。しかも、
予算という大事な問題が控えております。
予算委員会は
予算を
審議しなきゃいけません。時間の空転は許されません。しかも、私が
要求してからきょうで五回目、時間にして丸四カ月たっている。
委員長、これは何とかしてきょうじゅうに、本日せっかく
藤木参考人の
招致までなさったわけでありますから、第三者でありますから、この
深山さんの
証人喚問についてきょうじゅうに
理事会で決定していただきたいと強く要望するものであります。これは
国民の声であります。