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小野清子君 お金をかけることの
効果というよりも、例えば二秒、三秒スポットでも私は十分
効果があると思うんですね、お金のかけ方というよりも、やり方によって。ですから、これから夏に入る、あるいは寒くなる、そういう折々にやっぱりいいスポットをお金をかけてもやっていくことが大変大きな
省エネにもつながっていくのではないかと思うんです。
社会教育とかいわゆる学校教育とか家庭教育、あるいは
政府広報、それぞれの
省庁の広報、いろんなものがあるわけですけれ
ども、そういうものが相まって
国民の
意識、認識というものが変わっていかないと、幾らお題目だけつけても本当に物事が進んでいっていないというこの
現実はしっかり受けとめていかないと、もう嫌われ者の
日本になってしまうのではないかと心配をするわけです。
野外活動、このごろはキャンプが大変盛んになってまいりましたし、またオートキャンプも家族ぐるみで出かけるようになってきました。レジャーの皆さん
たちがある
意味で非常に自然
環境を壊しているという、これもやはり
新聞記事がございます。
御
案内のとおり、キャンプ場がある林野は普通下水道が整備されていないので、し尿以外の雑排水は浄化槽も経ず川に垂れ流しにされるところが少なくない。食事後の食器洗いに使った洗剤も当然ながらそのまま清流に流されるというふうなことで、合成洗剤に含まれる魚に対するいろいろな毒物も検出されて、魚が死ぬというほどではないけれ
どもと
言葉はありますけれ
ども、アユが逃げ出す濃度を大変大きく上回るところまでの悪い
状況である。そのほか、釣りをする方の釣り糸の問題。よく鳥
たちの足に絡んだりしているのもあります。
キャンプに行ったらそこでお皿は洗わないとか、細かいようですけれ
ども、そういう何か指導的役割を、やはりこういう野外活動の方々といい
意味で会合を設けられて、これは本来は文部省の管轄かもしれませんけれ
ども、文部省だから
環境庁は知らないというのではなくて、文部省と提携していただいて、これから野外活動、オートキャンプも非常に多くなっていくわけです。とにかく利用者の知識が不足していますと、よかれと思って皿を洗うわけでしょうけれ
ども、それが川の汚染に、大変大きな自然破壊になっているということの認識がなければ、本
人たちは気づいていないでまさに自然を傷つけているわけですね。マナーの普及啓蒙活動がとても大事だと思うわけです。
レンジャーの方々の仕事自体も大変人数が少ない中で御活躍ということで、
日本ではフィールド活動の多い諸外国と違いレンジャーの方々というのは施設整備などデスクワークが中心である。外で御活躍の方もいらっしゃるわけですけれ
ども、全国二十八公園の計二百五万ヘクタールに約百四十人しかいない。啓蒙活動まではとても手が回らないという
記事がここに書いてございます。何とか民間団体、社団法人のオートキャンプ協会とかこういうところと、
環境問題に絡むマナーの指導をぜひしていただきたい。
自然との触れ合いが、
環境破壊ではなくて、何でもいけないいけないと締めつけるんではなくて、
環境への
意識を高める機会にプラスした
考え方で交わりを持っていただけないものかということを申し上げますけれ
ども、そういうことの可能性というのはどうでしょうか。