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大木浩君 よその省からも大いに来てもらっているというのはそれ自体別に悪いことじゃないんですが、私はやっぱりいろんな具体的な配置ということを考えますと、よその省から来られる方は一等書記官とか参事官とかそういうクラスの人が非常に多いと思いますが、昔はそれに対して伝馬船方式とかということでもっと若い人ももらってくるとかいろいろあったと思いますが、要するに、総じて言えば各
公館の人間の配置というのが、参事官とか一等書記官という中堅クラスは全部よその人で
外務省は電信と会計だけやっている、そういうような
公館もあるんではないかと、まあだんだん改善はしておられると思いますが。
だから、結局は
外務省全体の定員、あるいは私は
日本政府全体として外のことをやる人間というのは一体どれだけいるんだということを、何も
外務省だけふやすということじゃなくて、最近はどこの役所だって国際局とか国際課というのがあるでしょう。現実には国際交渉だって、例えば米の交渉といえば農水省の
審議官が出っ放しで第一線でやっているわけですから。それから、もちろんそういう人ばかりじゃなくて、現実にもういろんなところでやっているわけですから。
これは
政務次官にお願いしたいんですが、これは前から私申し上げているんですが、一遍各省で対外
関係をやっている人間というのは一体どれぐらいおるんだ、それを全部ひっくるめて一体それでいいのか悪いのか、それを今度はどういうふうに配置するのか、それは
在外公館を含めてですよ、そういうことを僕は考えてみるべきだと思うんですね。今の総定員法の枠内で幾らやってみてもなかなかふえないと思うんです。
外務省、さっき四千何人とおっしゃいましたけれども、これはいつから何年かかって三千から四千になったか、その辺のふえ方をちょっと教えてください。