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秋葉委員 撤回していただくのは大変結構だと思いますし、二度と繰り返さないようにぜひその方針を貫いていただきたいと思います。
ただ、言葉というのは安いものですから、口では何でも言えるというふうに言うとちょっと失礼になりますけれ
ども、事実、頭が悪いというのも口だけかもしれません。
内容は伴っていないのかもしれないのですが、やはり本当に何を
考えているかというのは行動によって裏づけされる必要が私はあると思います。
きょうも広島市長と話をしましたけれ
ども、やはり広島でもこの発言は非常に大きな問題になっております。そういったところを踏まえた上で、やはりこの
核兵器の使用は国際法違反かどうかという問題、被爆者の経験をもとに再検討をしていただきたい。あるいは再検討しないまでもより正確な事実を知った上で、これは国際法に違反していないのだ、だからこれを使ってもいいですよということを言うのだったら、それはやはり被爆者の痛みを
理解した上で私は言っていただきたいと思います。
そういった点もあわせて、頭が悪い発言というのが真意でないのであれば、やはり謙虚に被爆者の話をいま一度聞いてみる必要がありはしないか。
これは毎度私はこの席に立つたびに申し上げていることですけれ
ども、この際改めて提案をしたいのですが、できたら二つのチームをつくって、
一つのチームは広島、もう
一つのチームは長崎にということで、一日時間をとることが無理なら半日でもいいかもしれません。できたら一日とっていただきたい。
その中には
大臣、政務次官、事務次官、それから条約
局長あるいは高野社会
協力部長あたりはぜひ入っていただいて、その二つのチームに分けて、被爆者とあるいは両市の
関係者とひざを突き合わせて、被爆体験についてもう一度謙虚にぜひ聞いていただきたいと思いますし、それからその国際法違反かどうかという問題についてあるいは核のそれ以外のさまざまな問題についてぜひオープンな、率直な話し合いを持っていただきたいというふうに思います。
八月六日というのはたくさんの方が広島に来られるわけです。忙しいときでもありますから、そろそろ国会も終わりますし、確かに
大臣は海外に出られたりして忙しくなられるかもしれませんけれ
ども、できるだけ早く、夏前にはそういったことをぜひ実現していただきたいというふうにお願いしたいのですが、いかがでしょうか。
広島市長も、そういう機会をもしつくってもらえるのだったら広島市としても全市を挙げて歓迎するということを言っておりますし、本島市長も全く同じ
考えだということを伺っていますので、ぜひ御検討をお願いしたいと思います。