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北澤俊美君 今回のこの衆参の
予算委員会の審議を通じまして、私は
連立内閣というものについての
国民の理解はある程度深まったんではないかと。ただ、
閣僚の皆さん方には野党になりました自民党さんからの
質問でなかなか厳しい場面もあったように思いますけれども、そんなふうに感ずるわけであります。また、本来政党が持つ政策と政党が当然目指すべき
政権、この二つを両立させるということになりますと極めて今日の
状況では難しい問題があるわけでありますが、この審議を通じて
政権を担うべき政党としての各政党の覚悟というようなものが
国民の前にも見えてきたんではないか、こんなふうに思うわけであります。
そういう
意味におきまして、私は先日の大浜
委員の
質疑は極めて示唆に富んだ
質疑だったというふうに思うのであります。
国民に対して
政治が夢を与えることはもちろん
政治の大きな
使命の
一つではありますが、同時にまた、実現不可能な夢を語ることは、これまた
政治が最も自戒しなきゃならぬ問題だというふうに私は思うのであります。
今日の
政治状況は、
国会に籍を置く政党の、まあごく一部は別にいたしまして、すべての政党が
政権を担うチャンスを持ち得たということだというふうに思うのであります。そういう
意味において、
国民に対して各政党が
政権を前提にして真摯に語る、公約を語るという
政治状況が生まれたということは、私は
我が国の
政治にとって大変に大きな前進だというふうに思うのであります。
その面について、
細川総理にこの衆参の審議を通じての感じたことを
お尋ねしますし、さらにまた、通告はしておりませんけれども、山花前
委員長はなかなか苦しまれたので御感想をちょっとお聞かせをいただきたい。さらに、同世代でありまして、江田大臣、勢力が小さい割合には大きな夢を抱いて今日まで
努力をされてきましたので、感慨を込めて御見解をお聞かせいただきたいと思います。