○木暮山人君
ゴールドプランはよろしいのでございまして、私は、
ゴールドプランを受ける側の
国民の立場としまして、せっかくいろいろな
施設ができていくわけでございます。そういうものに対しまして、実際受益できなければ困るわけです。やる方の側は、
ゴールドプランはいいプランで、みんなこのとおりいけばいいんだよと。しかし、
そのとっている情報というものは二年か三年前の統計で今動いているわけです、来年ですね。今の
状況で今動いていく、これは不可能なことではございますけれ
ども、私はそういうところの誤差を先に読んで大体の予測でおやりになっていくんではないかと思うのでございますけれ
ども、予測でやっていけばどうしても誤差が出てくるんだと。その誤差を今度は全般的に修正するのは、じゃどういうところで修正なさっているんですかとお聞きしているわけです。わかりましたでしょうか。
私は、
ゴールドプランは非常にいいと思うんですね。これは選挙のときに急にぽんと出てきたわけでしょう。後追いで出てきた
施策でありますから、理想的なものではないんだから、今大臣がおっしゃっているように、いろいろフォローしていかなければならないと思うんですね。言うならば、後追いの
施策が出てきて、ようやく今この三、四年で
現状に追い越せ遣い抜けのところまで来てほっとしているときだと思うんですよ。しかし、この先まだ十何年、できれば二〇二〇年ぐらいのピークまで走らなければならないのでありますから、その走り方を今までどおりのような追い越せ追い抜けで来たら、立派な基本的に落ちついた安定した
施策が私はとれないんではないかと考えております。
もっと先のことを言いますと、ピークまではいいですよ。
看護学校つくりなさい、あれもつくりなさいというのでみんなつくる。しかし、そのピークを越えると、今度は今から四、五年前の動態に戻るわけですよ、
患者さんの数も半減していくし。そのときに
看護婦さんもたくさんできた、介護人もたくさんできた、お医者さんもたくさんできた、
施設もたくさんできた。しかし、じゃそれをピークを過ぎてからどういうぐあいに処置するのか。ただ要らなくなったからそんなもの投げてしまえと、山の分校みたいに荒れほうだいにしておくのかと、そういうことは私はないと思うんですね。ですから、そういうところまで今からは見通していかなきゃだめなんじゃないか。
それで、早い話が、これやるにしましても、
局長のところの財布から出してもらうんじゃなくて、やっぱり国のお金でやるわけですから、
国民のお金でありますから、非常に倹約して最高の効果が出るようにするには、これはもうよほど的確な情報を収集して、的確にむだのないように、ロスのないように
計画を立てていく。だから、そういうようにもうきちっとした体制を整えていくのには、ただの
事業計画ぐらいでは私はだめだと思って、そこでこういう孫子の兵法の言葉を持ち出して、大したものだなと思って私は敬服しているところなんです。
だから、せっかく敬服させてもらったんだから、その中身をもう少し具体的に、こういうときはこうやるんだと、情報をこうやって集めて、そういうものの上に立って、偉い
局長さんがみんな集まって、地方の自治体も来てもらって、こうするんだよと。そうなると非常に
国民としては安心して見通せるわけですね。だから、そこら辺を順を追ってひとつ御説明願えませんと私
どもではなかなか理解がつきませんので、何か選挙のとき呼び物でやって失敗したみたいなことじゃ困ると思って、そこのところを今確認のつもりも含めまして質問したのでございます。
これはわからないと、こうおっしゃっておりましたけれ
ども、三年度
予算から見ますと、例えばホームヘルパーが二〇%ぐらい増になっているんだと、それから
ショートステイが二十何%プラスになっているんだと、これはいいことだと思うんですね、
事業が伸びているのでありますから。逆に、
デイサービスになるとマイナス一五%ぐらい目標値に達しなかったよと、それと
在宅看護も四〇%ぐらいいかないんだと。それはいいんです、いかないのはいかないでいいんですけれ
ども、それが今度は四年度、五年度になりましてそれをおいおい整理していくわけですね。
しかし、そのときのことを
一つお伺いしたいと思うのは、こちらが年に何人ずつ
患者さんがふえていくんだと、そうすると
施設もこれぐらいつくらなきゃならないよ、介護人もお医者さんも薬も全部こういうぐあいにバランスをとっていかなきゃだめだよと。そのとき、いやこれは地方の自治体にみんな任せておやりになっていただいているんだから、もうこれは的確なものであるという考えじゃなくて、やっぱり
横尾局長さんのところが総本部でありますから、こういう
状況を見渡して、ああこういうところはへこんでいる、ここはもう少し出さなきゃだめだと。
そう思っていたところが、
患者さんの数が思うように進まなくなったと、医療の指導がよくて。そうなると、
患者さんがたくさん発生しない。そうすると、もう少しこうしようじゃないかと。そのバランスのとり方、とる場合の方法、場所、そういうのはどういうところにあるかということをお聞きしたいと思うんですが、いかがなものでしょうか。