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守住有信君 JR九州で九百何十カ所ですか、大変な災害で鉄橋も崩れてしまったという、周りのがけもずっと。それで、工事の方は河川の方と十分に前線で打ち合わせされていると。かつての先例もありますから、どうせ九地建の方と林野とか出先と協議してずっとやっておられた。あれは一年三カ月後にもう廃線になりかけよった。それで、でき上がりましてね。そして今度は資金ですよ。
これは
運輸大臣、これですよ、災害復旧。私が知っておりますのは、ちょっと参考までに申し上げます。あの国鉄の民営・分割論のときに、
運輸大臣、
運輸省には盛んにいろんな角度から御質問、反対がありましたけれ
ども、災害対策は大丈夫かと、その資金的なゆとりはあるのか、大丈夫なのか、これが私は最大の論点だったと思っております。そして、具体的にあれを鉄道軌道法の政令改正でやりましたね。なぜかというと、堂々と法律改正したかったんだけれ
ども、はっきり言いますよ、共産党の方はあのとき大体反対だった。それから社会党の方は、国が助成するのはよろしい、
地方公共団体が出すのは、これは国が全部やらにゃいかぬだろうと、こういう持論でございまして、法律改正なんか出そうものならうまいこと通らぬぞということで、あれは五月二日に国会が終わりましたけれ
ども、たしか五月四日に政令公布した、私がしたんじゃないが、打ち合わせしながらやった覚えがあります。
そこで、株式会社といっても政府が保有しておるし、公共的使命というか公益的使命といいますか、そのため、大衆の足。これに対して、やっぱり道路と同じように、
運輸大臣以下、運輸族ってなくなってしまったのかな、その剛腕の大御所おられるけれ
ども、こういう問題から始まって鉄道の災害復旧に対する位置づけというものは大いにやって、今度は皆さん方与党でございますから、いいですか、もたもたしとったら政府だけじゃなくて私らそっちまで攻撃しますよ、そりゃそうですよ。
それから新幹線の方に移りますけれ
ども、新幹線だって、先ほ
ども、それは岐阜県出身だから、あれは中央のリニアモーターカーなんて一本新幹線があって、今度は長野にオリンピック、オリンピックと言ってあっちばかりで、その方はいいです。それは九州をえこひいきするわけじゃないけれ
ども、八代から鹿児島までやっておって、それから博多までは空白ですよ。前に、近ごろ偉くなった田原総一郎が週刊文春に何号か続けてまだら新幹線と皮肉ったですね。八代からこっち、博多からここまでびゅっと来ておって、どういう感情を九州の連中は長い間秘めておるか。その一人は細川護煕さんでもなきゃいかぬですよ、県知事
時代。そして今福島氏になりまして、鹿児島も熊本も
福岡も佐賀も
長崎も、
長崎なんか佐世保いっぱいのやつをぐっと短距離に見直して、住民じゃ物すごいいろんな動きがあって、それを説得して
長崎側もそうされた。熊本なんか前から八代から線を見ても空白ですよ、それで八代から鹿児島までだ。こういう矛盾が起こっておる。
そうしてまた、言いますなら、昔細川知事
時代に企画開発部長をしておったのが主計局の大幹部でおるんですよ、三大ばか査定というんです。私はあのときは乗り込んでいって、そうしたら彼は言ったんですよ。あのころ彼はちょうど運輸と郵政担当だったんですね。もう
先生、
郵政省のことは何も言わぬですけれ
ども、新幹線ばっかり言うものだからと。おるんですよ、ばか査定。それは、私個人だけじゃありません。長い間、あれはもう二階堂
先生以来三十年間、二十年間の思いがここへ結集しておるんですよね。
そうして、新聞を見ておりましたら、大蔵省の財政審議会が新しい見直しなんかは
考えられないんでしょうか、言い方は別として、それが出ておる。ただ
一つ、幸いに思いましたのは、
運輸大臣がやっぱり新聞にそれでは済まされぬというような、どういう表現でしたか、持ってきておりますけれ
ども、まずは「新線追加認めず 財政審特別部会」、それから「新
路線追加に運輸相前向き」、小さい記事ではありますけれ
ども、「「財政当局が財源難を主張するのはわかるが、政治的、社会的にはそうはいかない」と反論」。
したがいまして、私なんかはちょっとあれでございますが、皆さん方は消費税反対だけれ
ども、所得税減税、一定のタイミングを置いて消費税アップ、そうして財源をつくって、この新幹線なんか端的なものですよ、
日本列島の背骨をつくっていかなきゃいけない。私が言う鉄道というのは背骨をつくるんだ。それが八代から博多まで白紙ですよ。何にもしていない、調査も資料もない、何にもない、これは明らかにだ。これはおわかりになっておる。熊本県でも、鹿児島から
福岡から佐賀、
長崎からもお集まりいただいて、福島君があそこでやって、今度は東京で三千人も集めて、そうしたら御承知のとおり政権交代になったんですよね。そして、政権与党側も
政策何とか
委員会ですか、この問題を取り組んでおられると聞くんです。
これは、今度は皆さん方の方も、地域の違いはあろうとなかろうと
日本国民の一人として、この新幹線は将来に向かっての最高の公共投資のシンボルですよ。これは、私もここは大いに言うけれ
ども、与党の方からもどんどんやっていただくし、政権内閣として細川総理も、もちろん
運輸大臣初め各界の方々がここでぜひ早目に頑張って仕掛けをして、後は頑張るということを。何かゼロでありますから、調査費も何もないんだから、駅の調査、とまる駅の資料もない、何もないんだ。事実調査がまず最初にあるでしょう。こういうことがありますので、皆さんいろいろ陳情団も来て、
大臣室ではおとなしい声でおっしゃいますでしょうけれ
ども、そうでない人も、倍もおるかもしれません。この豊肥線は大体見当がつきましたから、あとは資金だけ。それから、新幹線、この見直しのプランニングと、試験はいろいろ先と思いますけれ
ども、何らかの資金を。長野オリンピックだけと言ったらおれはオリンピック反対運動を起こしてやる、そういうふうな
気持ちになっておりますよ、これは本当に熊本の連中はそういう
気持ちになっておる。
これは、もう私は県民の代表で、
日本国民の代表ですが同時に県民の代表として、
大臣の決意というか欲を言えば仕掛けを、この場では公には言われぬでしょうけれ
ども、お願いを申し上げる。特に、御批判を申し上げて、どういう決意でおられるか、新聞記事のちょこちょこではなくて、ひとつとうとうと言っていただきたい、お願い申し上げます。