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吉岡吉典君 今まで述べられたことを繰り返しませんけれ
ども、私も第一に申し上げたいことは、この部屋で三月三十一日に本
予算の
両院協議会を行いました。それからわずか二カ月たった後で、同じ会期内で再びこの
両院協議会を開かなくちゃならなかったということは、
政府の本
予算が明確に見通しを誤っていたということの矛盾を象徴的に示すことだと思います。私は
政府には非常に重大な
責任があると思いますが、その
責任も明らかにされないままに
補正予算が提出されている。
その
政府の
責任のなさというのは、
補正予算の
内容にもあらわれております。
補正予算の
内容について一々申しませんが、一点私は申し上げておきたいことは、きょう
予算委員会でも、私、
政府に
問題提起をしましたけれ
ども、例えば
景気対策のかなめの一つになっている
中小企業融資問題ですが、
政府が
説明してきている
金利、これは大体六月中にも
引き上げになるということが報道もされ、そうならざるを得ないだろうという
状況だと思われております。そうすると、
補正予算を
成立させるまでの間
説明していた
金利と、
成立した後に実際の場になってあらわれる
金利というのが全く違ったしのになるというようなことでは、これは
政府が
責任を持って
補正予算の提出及び
説明に当たらなかったということにもなると思います。
そういう点で、私は
政府が本当に
国民の
景気対策に
責任を持っていないという点を
指摘しておきたいと思います。