○常松
克安君 ただいま堀
先生の方からそのお立場のことをるる
お話をなさいまして、感銘を受けました。しかし、情熱が込められて十分ほど超過いたしておりますので、エールを送る気持ちで私の方から少し時間を縮めて協力したいと思います。
大臣、冒頭からまことに失礼でございますが、
大臣の氏名は
小泉純一郎と、このように私覚えさせていただいております。がしかし、このおのれの名前が一字違って読まれた場合どういうふうなお気持ちになるでありましょうか。
私はきょう
障害者の皆さんの重要な
法案を審議いたします。そして、いろいろもっと申し上げたい、もっとこうしてもらいたい、もっとこうあるべきだ、いろいろございましょうけれども、政府といたしましても、その対象人員、そしてそれに対する今の世論の流れ、あるいはまたその
人たちに報いていこうという福祉行政、そしてその上で、財政的には常日ごろから因果関係を問われ、どうして全体のバランスを決めてそれにかかっていこうとされているか、こういうふうなことで
一つの
法律というものが新しくつくられていくわけでありますが、その一点食い違いますと、一たんこの
法律が通りますと、今御答弁を各省庁からいただいたとおり、もう絶対にそれは持っている官僚の立場で
一言一句変えない、どのような要望があろうと、どうしようと、あくまでお仕事ですからやむを得ないにいたしましても、そういうふうな流れをしみじみと聞かされました。
なぜそのようなことを私が申し上げるか。まことに残念ではありますけれども、こういうふうなものをちょうだいいたしております。非常に勉強になります。まじめにこれを端から端まで読ませていただき、
現場の声、
現場をどういうふうにして行政に反映したいか、こういうふうなこともあります。あるいは今郵政が抱えているところの事業団のあり方、郵貯のあり方、こういうこともこちらにお座りの
方々が論文形式にしていろいろ述べられます。まことにこれはありがたいことである。がしかし、その中で私は郵政によって名前を変えられました。「千代田区紀尾井町一—一五 宿舎 一部 常末
克安」。殿もなければ様もない。結構です。それほどの私はここで大声を張り上げるような人格じゃございません。常末とこれからこの
委員会ではお呼び願いたい、郵政が名前を変えてくれたんですから。
私はこの立場があってこそこういうふうな発言もできましょうが、この
法律を本当に楽しみに、本当にきょう一日の思いで何十回も陳情されて、そうして一歩前進というふうなことになる
方々のお立場からすると、この一字が、
法律の中でたった一行が、そういう
方々に対して、今辛抱してくれ、小さく産んで大きく育てるから待ってくれというふうなこともそこには行われるわけであります。
なぜ私自身は、この人格は郵政で認められないんだ。私まじめにまじめにやっておるんです。まじめにまじめに勉強を積み重ねてきたんです。ところが、これが三月連続。もう今度こそはこの常末じゃなくて常松、今度こそは間違いなかろう、今度こそはと三月間、九十日間。私がこういうところでいけ高々と言うべき問題じゃございませんでしょう。ちょっと済みません、ちょっと間違っていますと言えばいいことですが、しかし今郵政の全員、失礼でございますが、皆さん少し気合いがたるんでおるんじゃないか。こういうことで一事が万事であちらにもこちらにも。
いま一度、たとえ印刷物でありましょうとも、
一言一句
郵政省が発せられるものに間違いがあったならば、私はもう
承知できません。これは個人で云々して申し上げておるんじゃないことを重々わかっていただきたい。かようなことは答弁を求めるべき問題じゃございません。
もう一度、失礼でございますけれども、親代々からいただかれた、名家であります小泉家、この一字が間違ったら、
大臣、ああ間違った、直してえなで済むでしょうか。行政にとっては一番国民生活と末端では非常に深い、
情報にいたしましても、
通信にいたしましても国民生活と最も密着する郵政であります。大きな高見、卓越な論議も結構であります。しかし、もっともっと足元、地元を見詰めたところから出発していただきたい。最近は
大臣が自分が言うことで集中砲火を浴びているものですから、それだけで郵政の人は全部通り過ごしてしまう、こういうふうなことになってしまうんじゃなかろうかとしても危惧があるわけでございます。
悪い考え方しますと、常末
克安、様もなきゃ殿もないで、読みたけりゃ読め、ただやで辛抱せい、こういうふうなことなんでしょうかね。こういうふうなことの一連というものが多々出ているんです。これは少なくとも、人の心を相手に伝える郵便を預かっている郵政の基本的な態度では、私はこれだけでは済まされないと思います。こういうふうなことは一事が万事だとして、はっきりとこれは訂正するなり、あるいはそういうふうなことをしていただかないとだめであります。
もう一度言っておきます。郵政の本庁から出される印刷物で一字違ったら、この次はこれでは済みませんよ。徹底的にやります。そこをやはり締めていただかないと、
お金を預かっている、人の心の便りを預かっていらっしゃる職域じゃございませんでしょうか。少し
大臣も大きなところよりもうちょっと小さいところも発言をしっかりしておいてもらわぬと、上の方のことばっかりではいかぬ、こういうふうにあえて御提言を申し上げます。
さて、これだけでは済まされません。本論に入ります。
まず、今回
一つ私思いますのは、多重
放送、いろいろなことを皆さんにプラスになるようにスタートされました。しかし、これは発信と受信というものがワンセットで行政効果あるいは身障者の皆さんに
一つの価値がある、
利便性が出てくる、こう感ずるんです。ところが、まだまだ発信の方にこれだけかかります、あれだけかかります。しかし受信をしてこそそれが温かく生かされるわけであります。
どうしても
日本というあり方は、まだまだ諸外国に比べまして、人の命だとか、人間が人間らしく生きようとか、そして
ハンディキャップを背負いながらも同じ人間なんだという、その権利を主張して生きていらっしゃる
方々にとっては、何かお上がお恵みで、言うならばちょっとしたろうか、こういうふうな雰囲気を実感として感じていらっしゃる心情を察するに余りあるものがあります。
それをひとつこの
法案から読ましていただくなら、まず
一つの
質問、目の御不自由な方、耳の御不自由な方は、対象人員はどれだけになっているんでしょうか。まず教えてください。