○山中(末)委員 私
ども社会党としましては、いつも申し上げていますけれ
ども、
車両の安全
運行という問題に非常に神経を使っているわけです。今お配り申し上げたのは、御承知のように
のぞみ型三〇〇型が
運行を始めて間なしに起こった
事故であります。私はこの
委員会でも申し上げましたけれ
ども、
平成四年の五月六日、十三時十六分に名古屋-三河安城間で起こった
事故ですね、ラバーホースが破れてとまったという。そのときにたまたま私はその後続の
車両に乗っていまして、余りにも長過ぎるので車掌さんに、途中の駅で停車していましたから、それで一
車両の中で電話回線が八回線だそうですね、ですから何回電話をかけても話し中でして、聞いたら、これはこういうときには八回線ですから電話が話し中ばかりなんですという話でしたから、それは運転指令の方へ連絡をとっていただいて、そして運転指令の許可を得て岐阜羽島の駅まで
車両を持っていかれたらどうですかなという提言をしたのです。そしたら、ああそれはそうですなということで運転指令、
東京と電話されて、間もなく岐阜羽島駅まで徐行していって、そこで乗っている人はみんな電話をかけたりすることができた、駅の
施設で。こういうことで、そういう
状況のときでもできるだけ協力していこうということできたんです。
そのときの故障で、このモーターの取りつけボルト四本が外れたり、また緩んだりということですね、これもその直後、できるだけ早く
状況を教えてほしいと言いましたら、
状況の図面を持ってきてもらいました。これは立て込みのボルトでして、段付の。ですから、ナットがついていないから、立て込んでおいても中にペンキとかそういうものを塗って立て込めばなかなか戻りにくいですけれ
ども、普通の場合あれはモーターがいつでもレアーショートしたり、コイルが焼けたりしますから、そういうときに積みおろしをやらにゃいかぬから締め切っておくわけにはいかない。その状態の中でボルトが抜け落ちた、緩んだという故障でしたので、いろいろ私の部屋へ来てもらって
説明を受けたのですが、何とか緩まぬ方法を考えましょうやということで二、三提案をしたのです。
そしたらきのう、その後どうなりましたかという質問をしましたら、
運輸省の方からこの図面を実はいただきました。下の方の黄色いマークですか、この黄色いマークをつけてもらっているところが、簡単なものですけれ
ども私が提案しまして、きのうもらったらこれが採用されているから、わあよかったなというふうに思っています。
それで我々
社会党としては、こういうことについては十分当事者とも話をして、そして二度と安全を阻害するような故障が起こらないようにしていこうという気持ちでいっぱいなんですが、そういう気持ちで、
参考人さんに来てほしい、そして、こういう
委員会の形式ではなしに、
委員会は
委員会でも丸いテーブルにでもして自由に発言できるような形にして、問題点を的確に掌握した上でみんなが知恵と力を出し合っていかなければならない、こういうふうに実は
社会党は思っているわけです。ほかの党もそうだと思います。
ですから、同僚議員が
理事会等で
参考人を呼んでほしいと言った場合でも、なかなか呼んでくれない。自民党の
先生方とも
お話ししたけれ
ども、ここの
委員会ではなしに、いろいろ上の方の首脳筋の方の意向もあるらしいですから、運輸
委員会に関しては、そういう安全を守るという
意味から、ぜひともこれからは
参考人の招致の要請があれば要請してもらう。そして、たたきつけるとかそういうことではなしに、その人も含めて、現場も含めて、皆さん方も含めてそれに対する対応策というものを考えていった方がいいんじゃないかなというふうに考えまして、きょう実は、こういうものをちょっときのうもらいましたから見ていただいたわけでございますが、
委員長、よろしく
お願いを申し上げたいと思います。何かおっしゃっていただくことはありますか。