○萩野
浩基君 今回のこの
ベイエリアの
開発に関しましては、
議員立法であり、我々の方もこれは
賛成しております。
こういう大きな
プロジェクトに関しては、やはりそれなりの慎重な面が必要だということを、それぞれの同僚
委員から
指摘がありましたので、若干重なると思いますけれども、一応
衆議院の方では審議はなして
要望事項として出ておりまして、それも読ませていただきまして、ごもっともなことと思い、ます。
確かに、私、今、宮城の仙台に住んでおりますけれども、生まれは西の方でございましたので、郷里を離れるときに、大体六割ぐらいは
大阪で四割が
東京ということです。それが今全く逆転現象でございます。そういう面におきましても、余りにも
東京に
一極集中という意味からもこういう発想というのは当然あってしかるべきだと思っておる一人であります。
ただし、この
プロジェクトの
推進ということに関しましては、この低未
利用地というようなものをどのようにうまく活用していくか、また各種工事における、現代の時代でございますからいろんな
機能の
集積等においても十分
配慮をしていただきたい。先ほど来
意見にも出ておりましたが、特にウオーターフロントの問題に関してはやはり十分
考えていってほしいと思います。
先ほど来、突然出てきたコンセプトとしまして、
世界都市というもの、先ほど聞いておりますと結節点としてのというんで、ある意味では情報発信基地といいますか、情報発信リージョンといいますか、やはりそういう意味でおっしゃったと思いますが、そういう面からして、私はこういう発想を非常に大事にしていただきたいと思うんですね、国際化の時代でありますし。
私も、プライベートなことを申し上げますけれども、この一月にウェスト・イーストセンターで東西文化に関して基調講演をすることになっているんですが、やはり日本がもっともっと
世界に向けて羽ばたいていかなきゃならない。そういう意味で、私は本旨においてはこの趣旨には賛同でございます。
私のところにも電報が来たりいろんな手紙が来たりしております。ざっくばらんに申し上げますと、二つのプリンシプルといいますか、やはり
環境をどこまで
保全するか、そして
開発するかという、これは見方によればアンビバレンスな二つのものがあるわけで、私はやはりこれはどちらかを余りにも重要視していくということになると、結局何にもできない。そこで、止揚といいますか、英語で言えばインテグレートなんですが、インテグレートでは余り意味がはっきりしません。ドイツ語のアウフヘーベンが一番いいと思いますけれども、やはりこういう両方をそれぞれ生かしていく、そういう意味で今回これを進めるに当たりましては、これは議論をしておれば結局こっちだこっちだという言い分になってしまうので、それぞれの、
住民の方は
住民の方の
気持ちになって
考え、そしてまた今日の科学技術の時代でございますから、また
世界へ向けての日本の発展というような、また貢献というような意味においても、この二つをいかにアウフヘーベンしていくかということが非常に大事だろうと思います。
現実の問題としては、ごみ処理の問題でどんどん
埋め立てていく、やはりこれはあるここまでの限度だということも大体約束で決まっているようですけれども、今の都市化、
一極集中、
関西におきましては
大阪に集中しておりますし、そういう面で十分
配慮をしていっていただきたいと思っております。
議員立法でありますから、各省庁に関して、我々の要求というよりも、我々が主体的になってこの問題を推し進めていく、それに協力をいただきたい、そのように私は
考えております。
そういう意味におきまして、余り
質問にはなりませんけれども、とにかくこれは一体になってやっていかなきゃならないわけでございますから、
国土庁、
環境庁、それから特に今回の責任者として
古賀委員長、一緒に推し進めていく、そしてやはり小さいところにも十分
配慮をしていく、そういう意味で、院の方から回されたメモを読むのではなくて、決意のほどをはっきりと申し上げていただきたいと思います。