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山田勇君
総理、全くそのとおりでございまして、今の試験制度、今の
教育行政をとやかく言うのではなく、記憶だけが頼りで感性だとかイマジネーションそれから推理、そういうものが全部のけられて記憶だけでいわゆる百点ですべてを判断。し、あなたはこの進学校、あなたはこの進学校と割り振りしているところに問題があると思うんですね。もっとそういういろんなものを総合した上で百点なり九十点という点数をつけて、ぜひいっていただきたいなと思います。
大変乱ごとですが、僕はここ六年間にわたりカナダ
政府の州立高校に、こういう言葉を僕は使いたくありませんが、落ちこぼれた子供たち、例えば成績表を持ってきなさいといって持ってきたら、一、一、一、一、一やから私これは点線がなと思ったぐらい、そういう生徒たちこそ僕は今のそういう管理
教育に反発している子供かなと思って、毎年十人から二十人カナダ
政府にお願いをして送っているんです。今一人だけはちょっと落後しましたが、その送り出した子供の中にはオックスフォードヘ行ったり、TOEFLで八百六十点をクリアして東大へ戻ってきたりしている子供がいるわけです。一、一ばっかりの生徒なんですね、落ちこぼれという言葉で言わせてもらうと。だから、カナダ
政府もやっぱりさすがことしからは、ミスター
山田、悪いけれど一遍大使館の方で送る子供を面接させてくれと大使の方から言われたので、それはごもっともでしょうと。じゃ成績の悪い子はもう絶対カナダで
教育を受けられないんですか大使、と言うと、いやミスター
山田、そうではなく、やっぱり合う子と合わない子がいる、例えばあなたのホビー、趣味は何ですかというとテレビゲームだとか、そういう子は余りアウトに出てスポーツをやらない、遊ばない子は留学に向かないから落としていきたいというような意味のことで言われておるわけであります。そういうことで、一生懸命僕なりにまたそういう子供たちの面倒を見ていきたいなと思って毎年頑張っております。
その点については、文部大臣が若い鳩山さんだけに、海部文部大臣のときから高校留学を言って、やっぱりこれは十年かかっているんです、
文部省が高校留学。それも三十単位、この三十単位は何かといったら、高校生の一学年の修学を一つの基準に三十単位ですが、留学しますと語学のハンディがありますので、だからもう少しその単位も考えていただけないかなと思います。
先ほど来、乾先生がおっしゃっていました帰国子女の問題ですが、そういうふうにしてこれからの子供の
教育というのは機会があれば海外へも留学をさせてやりたい。高校留学、これはもう
文部省が英断と勇断を持って決断して設けられた制度でございます。僕は大変その点には時間はかかったけれ
ども文部省に感謝をしております。
次は、看護職員等の人材確保についてであります。
大阪府議会からの意見書も私のところに来ておりますが、
政府としてもその重要性を認め法案を国会に提出されておりますが、これは人口の高齢化の進展に伴い需要はますます増大し、質、量とも確保することは喫緊の
課題であります。
そこで、
政府の提出されている法案の成立によって人材確保は達成できるのかどうか。さらに、現場からの要望によりますと、看護婦さんたちの完全週休二日制、夜勤制限の問題、それから年休、生理休暇の完全取得、看護婦の最低賃金制度などについてどのようにお考えになっておりますか、厚生大臣からお答えをいただきたいと思います。