○刈田貞子君 だから、人間で言えば御飯をたくさん食べちゃだめよとかたくさん食べなさいよというのは
食糧事務所でやってもいいのよ。だけれ
ども、安全なものを与えているか与えていないかというような指導は
食糧事務所はやれないでしょうということで私はさっきから聞いているわけ。そうでしょう。
食糧事務所が与え方を一生懸命指導していると言うから、抗菌剤なんかを入れているんですか入れていないんですかというような指導については、強いて言えば獣医さんなんかが回って指導するのはいいけれ
ども、
食糧事務所の人がそんな指導をしているのですかという思いもあって実は聞いているんだけれ
ども、濃厚飼料を余り食べさせ過ぎちゃだめですよという量の問題の指導なら
食糧事務所もいいのかもね、もしかしたら。まあ、私はよくわかりませんけれ
ども、その辺は。ですけれ
ども、そう御報告にあえて特記事項で書いてありますのでお尋ねをしたわけであります。
その濃厚飼料の大量に与える与え方の問題で実はお尋ねをしたいんですが、
生乳取引で乳脂肪三・五を基準にして、六十二年から三・二を三・五に引き
上げたという問題に私は非常に問題意識を持っていた者の一人で中ございます。この三・五は、今はどこの
酪農家でもこのぐらいの乳は黙っていても、寝ていてもとれますよというような言われ方を農水省はなさるけれ
ども、三・五の乳脂肪を持った乳の
生産というのはやっぱり
努力が要ると私は思います。これは入って聞いてきました。下手すると夏は換気扇をかけて涼しくし、それから夜は散歩をし、それから最後に雑粉を混ぜて食べさせるというふうな
努力が要るんですよ。それで三・五が私はでき上がっているというふうに思う。どこでも三・五がとれますよ、今はもっとすごいのがいっぱいありますなんて農水省
畜産局でこの間おっしゃったけれ
ども、そんなことはないんで、現場では私は
努力なさっているんじゃないかと思うんですね。
そこで、この三・五を基準にしたのは、これも聞かないで私は言ってしまいますけれ
ども、コクが出ておいしくて、六十二年以降大変飲用乳もよく売れるようになりましたと、こういうことをおっしゃるんですね。果たしてそうかなというふうに思うんだけれ
ども、国民の健康志向が
牛乳というものを改めて見直させたということもあるんで、三・二が三・五になったから
牛乳がよく売れるようになったということでも私はないんじゃないかというふうに思っています。
そこで、三・五が切れた場合、これは買わないかあるいはまたペナルティーで安くなるんでしょう。それじゃ、それよりも上回った高品質のは高く買うんですか。