○大森昭君 私がなぜないのを承知で
質問しているかというと、官房長には申しわけないんだけれ
ども、実はさっきから
及川さんの
質問を聞いていても感じるんですけれ
ども、どうも
郵政省というのは、申しわけないんだけれ
ども、言い方悪いかもわからぬけれ
ども、貯金なら貯金の貯金
局長は一生懸命やっている。保険
局長は保険のことは一生懸命やっている。それぞれ
局長さんはその持っておる
業務については、それぞれ
事業の経営方針というのは年度のやつがあるからそれはやっているでしょう。ただ、どうも聞いていて全体として討論しているかしていないかというのを非常に疑問に思うわけです。
最近、当たっているか当たっていないか知らないけれ
ども、新聞にだれかがどこへ行く、だれかがどこへ行くといって何かまた行ったり来たりするようになっているわけだ。放送行政
局長も大体一年ぐらいでみんなかわるようになっていますね。そういうことで、別に大事に介入するわけじゃないんですが、あるとすれば、例えば放送行政なら放送行政、過去に放送行政やった人もいるわけでしょう。
局長がかわるから課長も同時にがらがらっとかわっちゃうわけだ、正直言うと。そうすると、そうなった
人たちが前にやった
人たちも入れてお互いにどうなのか。今までやってきたけれど、君がやっているときは基盤
整備の
法案を
提案していろんな
議論でやったじゃないか、そういう
議論を果たしてしているのかしていないのか。
だから、何かちょっと境目が違っちゃうと、将来方針あるいは見通し、きょうだって、
及川さんの
質問で将来の見通しということになると余り答弁自信がないものね。これは後で議事録精査すればわかるけれ
ども。だから、
一つの行政の
計画を立てる、ビジョンを立てるというときはどうしてもみんなで
議論するということが必要になるんですよ。そういう仕組みでいかないと、
大臣が言うように極めて高度情報化社会の中で必要な任務を持っているんだけれ
ども、場当たり的と言っちゃおかしいんですが、そのとき必要だからそれぞれの
法案を毎年毎年出すんでしょうけれ
ども、これ一体どうなっていくんだろうかというところになってくるとさっぱりわからないんですね。
そういう
意味で、職員録を今ちょっとそこで見せてもらったんだけれ
ども、これは答弁しなくてもいいんだけれ
ども、これを見ますと、三
事業は全部次長がいるんだよね。ところが、電気
通信局は二人部長がいるんだよね。放送行政
局長のところには次長も部長もいないんだよ。
通信政策局を見ますと内海さんが次長になってるんだな。それで、あれ放送行政局には次長がいないのかなと思うと、ここにまた
審議官が四人いるんだよ、加藤豊太郎さん品川萬里さん、金澤さん、そこにおられるけれ
ども大井田さん。それで加藤豊太郎さんが次長役なんでしょう、放送行政局の。これは恐らく次長とるのは簡単にいかないから
審議官をつくって特命でやっているのかな。何だかわからないのだけれ
ども。
いずれにしても、こういう
段階ですから、今三つに分かれているんだけれ
ども、
通信政策局長、電気
通信局長、放送行政
局長という、こういうことだけで一体今の情報化社会を迎えてやっていくのにいいのかどうなのか。仮にポストはこういうことにするけれ
ども、常時三
局長で
一つの
法案についてお互いに討論しながら
法案なら
法案を
提出していく。そういうことになれば、三
局長来てれば、あああの
局長は自信がないような答弁しているけれ
ども、いやおれはこういう角度でもってこの将来の見通しを持っているというので、別に一人の
局長が、まあこういうことを言っちゃいけないな、わかったようなわからないようなと言うとまた怒られるから、わかってはいるんだけれ
ども、僕は仮に違ったっていいと思うんですね。別に証人喚問しているわけじゃないんだから、
政府委員なんだから。そうしないと、これ正直言うと、
及川さん以下みんな並んでいるけれ
ども、
及川さんの
質問したやつ、まあ
質問者が納得すればいいやという
委員会の運営なら別ですよ。そうじゃなければ、ちょっと何か十分理解できてないところもあるんじゃないんですか。
だから、そういう
意味合いで、どだい私なんか全然
素人だから優秀な答弁があってもわからないのかもわからぬけれ
ども、行政全体が長期
計画を立てる、ビジョンを立てるという仕組みをしていこうじゃないかと今官房長言われるから、そういう仕組みをしていこうというのには、やっぱり省内の体制をもう少し立て直してやってもらわないと、例えばさっき言ったように、通産省の課長が来て、通産省の少なくともビジョンはこうであります、そんなことは言えないでしょう、本省の
郵政省の課長さんが来て、我が郵政陣は全体としてこうやってやっていくと言う人はいませんよ。ただ、貯金局から来てもらって、金利の自由化にどうするかと言ったら、この間も平井という課長さんが来た。とうとうとしゃべってくれましたけれ
ども。
一つの分野ではずっといくけれ
ども、どうも
郵政省というのは各
事業局だとか各局が寄り集まって運営されているだけで総体的なものというのはない。
なきゃないでいいんですよ。そうしたら悪いけれ
ども官房長三年ぐらいやってもらって、
白井さんも同じところを三年ぐらいやればいいんだよ。ところが、
異動しないと何となく左遷されるんだか何だか、よくわからないんだけれ
ども、一年ぐらいでぼんぽんぼんぼんかわるんでしょう。放送行政を
担当して、こんな世の中に一年ぐらいでぽんぽんぽんぽんかわってちゃんちゃらおかしいとなっちゃうんじゃないですか。民放の人だとかあるいはNHKの人というのは、NHKの会長なんか長いですからね。たまたまこの間、島会長早くやめちゃったけれ
ども、長いでしょう。長いNHKの会長を、どこからか来た人、一年ぐらいで意見書を出しているんだよ。この間も小野沢
局長が出した意見書、長いやつ読ましてもらったけれ
ども、ずっとやっている人がつくったやつを、言っちゃ悪いけれ
ども、半年もたたない人が意見はこうだと言うんだから、これじゃちょっと、
郵政省しっかりしてもらいたいために僕は言っているんだけれ
ども、少しそういう仕組みだとか何かを考え直すという時期に来ているんじゃないか。
しかし、そこも、体制ができないけれ
ども、毎年毎年出てくる
法案はそれなりに、だから場当たりとは言ってないんだよ、
白井さん。それなりに苦労して僕らも
審議しているけれ
ども、しかし、総体的なものを見た上で我々が個々の問題を取り扱うという
委員会の運営にしていかないとまずいんじゃないかと思いますので、答弁は要りませんが、そういうことで実は初めに、一体ビジョンがあるんですか、ないんですか、それから今までやってきたことについての
目的が達成されているんですか、されてないんですかという
意味合いの
質問をしたわけです。ですから、次に例えば新しいものを
提案するときは、各
委員の方々に、今までやってきたことはこのぐらいやってきました、足りない分はさらに進めますと。どうも個々に聞きますとやっぱり余り達成してないのがあるんだよな、正直に言うと。きょうは時間がないから個別には言わないけれ
ども、そういう
意味合いでひとつお願いしますよ。
それから、何か余りいい話じゃないんだけれ
ども、最近
大臣を初めいろいろ記事が出ていますが、
大臣は、不徳不明のいたすところで、今後は一生懸命やるというわけでありますが、実は週刊ポストにまた、これは「輪際」ですか、この問題が出ています。平成二年の十月号を三千部買って、平成三年の四月号を五千九百部買っていろいろやっているという報道が出ているんだけれ
ども、余り僕も週刊誌を議題にして
委員会で
質問したくないんだけれ
ども、とかくこの「輪際」というのは問題があるんですよ、いろいろ各省に。だから、そういうものと一緒にされたんじゃ
郵政省も問題だと思うので、この購入した
目的だとか、あるいはこの記事ですね、記事について何か御見解ありますか。