○山中郁子君 そんなことないんですよ。あなたが今お答えになって、主なところの
調査をしているとおっしゃるから、それをちょっと後で資料としてください。
大きな問題は掲示板なんですよ、掲示板。これは私
ども見ていてもよくわかるんですけれ
ども、大体どのくらい立候補するかわからなくても用意しなきゃならないわけでしょう、いろいろ情報を収集して。だけれ
ども、実際にはいっぱいあいているというケースがあるわけです。そうすると、国からは実際に立候補した数しか来ないわけよね。当然その部分は持ち出しなんですよ。そんなのは幾らもないとか例外だみたいなのは全く
実態に反しますからね。これ以上これで時間使うわけにいかないので、もう一度その点だけ強調しておきまして、いずれにしても改善方について積極的に取り組んでいただきたいと、そうなさってこたえてもらいたいということを申し上げておきます。
この機会に私は、毎回の
選挙で問題になります、また、ことし行われる参議院
選挙に向けましても昨年来いろいろなところで頻発しております地位利用の問題に関して、具体的な事例でもってひとつお示しをし、そしてこの点について、今国民的な大きな政治不信の根源になっている政治腐敗、この問題との関連の上から、本当にまじめにこういう問題をなくしていくという上での
自治大臣の
政府を代表しての責任ある誠意あるお約束をぜひともいただきたいと思うわけであります。
それは、具体的な例として私が今申し上げたいと思っておりますのは、幾つかの県で既に証拠が出て問題になっていますけれ
ども、県や市
町村の公共事業である土地区画整理事業などで
関係が深い県の住宅建物取引業協会加盟員、こういうところの
人たちへの自民党への全員入党決議というものがあるんですよ。この問題を、一つは地位利用の
観点から本当にこれは明らかにしていきたいと思っておりまして、一つの具体的な文書を私
どもの
調査で入手しておりますので、
委員長のお許しをいただきまして
大臣と選
挙部長にお渡ししたいと思います。(資料を手渡す)ちょっとごらんくださいませ。
それは現物のコピーでございますのでちょっと読みづらいところがありますが、お許しください。ちゃんと支部名、そこの支
部長名、それから印鑑も押してあります。これを全部今申し上げる時間はないのですが、要するにこういうふうになっています。「
都道府県不動産政治連盟会長幹事長会議において自民党長老の金丸元副総理及び不動産対策
議員連盟会長の小淵自民党幹事長の両先生からこ云々ということで、とにかく「比例区の自民党候補者として別紙の清水達雄氏を不動産及び住宅産業二十三団体の推薦候補者としてほしい旨の正式の要請がありこ、これから問題なんですよ。今までも問題はあるけれ
ども、これから問題なんです。「更に建設経済局長をはじめ建設省及び国土庁の首脳からも全宅連」、今のこの業界の団体ですね、「全宅連首脳に対して同様の申し入れがありました。このことはわれわれ不動産業界がわが国の政権与党である自民党のみならず所管省庁からも信頼できる有力団体として評価され、期待されている証拠であります。
このため、全宅連では要請を受け入れて清水達雄氏に推薦状を交付しました。
しかしながら自民党比例区で当選するには、推薦二十三団体の所属会員である十五万人全員の自民党への入党と一〇〇万人の後援会員が必要なのであります。二十三団体首脳はこれを受け入れました。
因みに二十三団体十五万会員のうち、われわれ全宅連傘下の会員は十一万五千人を占めており、清水達雄氏当選の可否は、われわれ全宅連会員の協力如何にかかっているといっても過言でないのであります。
このため全宅連においては十一万五千人会員全員の入党を実現することとし、来る七月二十五日までに」、これは昨年のことです、「入党手続きを完了することに決しました。」、まずこういうふうに書かれています。
私はいろんなことを問題にしたいけれ
ども、本当に時間がないから、少なくとも建設省の建設経済局長を初め建設省及び国土庁の首脳からもこういう申し入れがある。私はこれは明らかに地位利用だと思うんですね。こういうことは絶対にあってはならないことだと思う。まず、この点についての
大臣の御見解を伺います。