○沢田
委員 それだけでは、これからの
日本の海運業界というものをどう見でどう対策をとっていくかという答弁にならないんですね。それは、どんどん毎年継続的に下がっていっている現状にどこかで歯どめをかけて、どこかで対応しなければならないことはわかるわけですよね。それがそのまま放置されてきているということは、だからどこに原因があったのかということも聞いている
理由なんで、ここへ来でそんなことを言っているようじゃ、これはあなた公務員だからそうかもしれないが、大臣は何をやっているのかということになるんだよね。これは
日本の海運業界そのものをどんどん切り下げていく形になっていってしまう。だから、どこに原因があるのか。
船員の労働者問題も、
日本はまだ千八百時間にいかないところですが、船員には特に年金の問題や労働時間の問題、随分違った
取り扱いをしてきたわけなんですよね。それでも居ついていかない。単身赴任みたいなものですからね。今のようないわゆる豊かな生活へ向けて、実際に豊かであるかないかは別問題なんですよ、お世辞で言えばそういうふうになっているという
意味でいうと、なり手がなくなってきているという
意味はそういう条件もあるのじゃないかという気も私はしないでもないのでありますが、今の答弁じゃないから、あとはもうきょうはいいです、あなたに聞かなくてもいい。
やはりそういう問題点を抱えているということをしっかり理解して、次の機会にはどこかで聞くかもわかりませんが、きちんとした
日本の海運業界というものを、
審議会みたいなものを持って、これからの
日本の海運をどうすべきか、そして中国やその他の国に負けないように
日本の海運業界というものを引き立てていくためにはどうするか、飛行機に任せるんだということになればそれまでですが、しかしそうでなくて、やはり両立していく道を見出していかなければ、いざというときにはやはり必要なときが出るわけですから、その点は一応申し上げておいて、これは
注意を喚起しておきたいと思うのです。
これは大臣の方からは、違った所管ではありましょうけれ
ども、運が悪くこの法案が来ているわけですから、その関連で我々は法案の
審議はするけれ
ども、こういう状況は好ましくないよと何かのときには閣議の中で言っておいてください。いかがですか。——言うか言わないかわかりませんけれ
ども、とにかく御返事したようですから、行きます。
それから、コンテナのリスクというものは、関税さんにも来てもらっていますが、とにかく
船荷の検査というのは厳しくて、犬までそろえて麻薬の発見であるとかあるいは銃砲とかいろいろな密輸のものについて点検をする。我々も諸
外国へ行く場合に、極めて厳しい検査を受ける国もありますね。そういう
意味で見ると、コンテナにして保険の方では一包みにするけれ
ども、
中身に対する
責任は、ではだれが負うんだ、密輸されている場合にはだれが
責任を負うんだということは、これはないのですね。これは表向きの保険契約であって、麻薬が入っていたりあるいは銃砲、刀剣が入っていたり、そういう場合は当然それぞれの国の、言うなら税関といいますか関税事務所できちんと点検してそういうものがあるかないかということを検査する、こういうことになっていくんだと思うのでありますが、そういう点についてはこの
法律では、これは一応
法務省の方に聞いておきますが、そういうものについてはこの
法律の中ではどういう——お互いの国々で話し合ったことはないのですか。これだけ麻薬が
世界に蔓延しているという状況、あるいは鉄砲自由の国もありますが、そういうものが密輸されているという現状、あるいはゲリラやその他がそれぞれ使っているという現状、そういう状況の中で全然話が出ないのですかね、こういうものは。