運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1991-11-15 第122回国会 参議院 建設委員会 第1号 公式Web版

  1. 会議録情報

    平成三年十一月十五日(金曜日)    午後零時二分開会     —————————————    委員氏名     委員長         山本 正和君     理 事         井上 章平君     理 事         石原健太郎君     理 事         種田  誠君     理 事         山田  勇君                 井上 吉夫君                 石井 一二君                 石渡 清元君                 遠藤  要君                 沓掛 哲男君                 坂野 重信君                 服部 安司君                 青木 薪次君                 松本 英一君                 渡辺 四郎君                 及川 順郎君                 片上 公人君                 上田耕一郎君                 山田耕三郎君     —————————————    委員異動  十一月五日     辞任         補欠選任      石原健太郎君     山東 昭子君  十一月六日     辞任         補欠選任      山東 昭子君     石原健太郎君     —————————————   出席者は左のとおり。     委員長         山本 正和君     理 事                 井上 章平君                 石井 一二君                 種田  誠君                 山田  勇君     委員                 石原健太郎君                 石渡 清元君                 沓掛 哲男君                 渡辺 四郎君                 及川 順郎君                 上田耕一郎君                 山田耕三郎君    国務大臣        建 設 大 臣  山崎  拓君        国 務 大 臣        (北海道開発庁  伊江 朝雄君        長官)        国 務 大 臣  東家 嘉幸君        (国土庁長官)    政府委員        北海道開発政務  大石 正光君        次官        北海道開発庁総  竹内  透君        務管理官        国土政務次官   前田 武志君        国土庁長官官房  藤原 良一君        長        建設政務次官   金子 一義君        建設大臣官房長  望月 薫雄君        建設大臣官房総  斎藤  衛君        務審議官        建設省建設経済  伴   襄君        局長        建設省都市局長  市川 一朗君        建設省河川局長  近藤  徹君        建設省道路局長  藤井 治芳君        建設省住宅局長  立石  真君    事務局側        常任委員会専門  駒澤 一夫君        員     —————————————   本日の会議に付した案件 ○理事補欠選任の件 ○国政調査に関する件 ○建設事業及び建設計画等に関する調査  (派遣委員報告)     —————————————
  2. 山本正和

    委員長山本正和君) ただいまから建設委員会を開会いたします。  まず、理事補欠選任についてお諮りいたします。  委員異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 山本正和

    委員長山本正和君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事石井一二君を指名いたします。     —————————————
  4. 山本正和

    委員長山本正和君) この際、山崎建設大臣東家国土庁長官及び伊江北海道開発庁長官からそれぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。山崎建設大臣
  5. 山崎拓

    国務大臣山崎拓君) このたび建設大臣を仰せつかりました山崎拓でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。  御承知のとおり、建設行政は、住宅宅地の供給、道路河川下水道公園整備等、いずれも国民生活に密着した極めて重要なものであります。したがって、国民要望に的確にこたえつつ、活力ある経済社会と安全で快適な国民生活実現するため、その基盤となる住宅社会資本整備を積極的に推進していくことが必要であると考えております。  今後は、生活大国実現に向け、公共投資基本計画の趣旨を踏まえた住宅社会資本整備を積極的に推進していくとともに、地方の戦略的な整備を展開することにより、国土の均衡ある発展を図るなど、総合的効率的な建設行政のため最大限の努力を払ってまいる所存であります。  委員長初め委員各位の格別の御指導と御協力を切にお願い申し上げます。(拍手
  6. 山本正和

  7. 東家嘉幸

    国務大臣東家嘉幸君) このたび国土庁長官を拝命いたしました東家嘉幸でございます。何分ともよろしくお願いいたします。  国土庁は、豊かで住みよい国づくり地域づくりを進めるための政府内の総合企画調整を行う任務を有しております。私は、人々の真の豊かさを実現生活大国づくり推進する上で、国土政策の果たす役割は極めて重要であると考えております。  このため、西田前長官に引き続き、関係省庁の御協力を得ながら、地方への諸機能の分散地方振興による多極分散型国土形成総合的土地政策推進雲仙岳噴火災害などを踏まえた災害に強い国土づくり大都市圏整備水資源対策の各般にわたる施策を積極的に推進してまいる所存であります。  委員長初め各位の御指導、御協力を心からお願いを申し上げまして、ごあいさつにかえさせていただきます。(拍手
  8. 山本正和

  9. 伊江朝雄

    国務大臣伊江朝雄君) このたび北海道開発庁長官を拝命いたしました伊江朝雄でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  北海道は、豊かな国土資源に恵まれ、我が国において最も開発可能性に富んだ地域であり、豊かさの実感できる国民生活実現国土の均衡ある発展に重要な役割を果たすことが期待されております。  一方、北海道を取り巻く情勢には、農産物の輸入自由化北洋漁業の規制問題など、なお厳しいものがありますが、このような課題を克服し地域活性化を図るためにも、開発基盤整備と産業の振興開発を一層積極的に推進してまいらなければなりません。  私は、我が国の長期的な発展に貢献する力強い北海道形成を目指して、第五期北海道総合開発計画推進全力を尽くしてまいる所存であります。  なお、北方領土問題については、日ソ平和条約が締結され領土返還早期実現されるよう、私としても内閣の一員として努力してまいりたいと存じております。  委員長初め委員各位の御指導と御鞭撻お願い申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。  ありがとうございました。(拍手
  10. 山本正和

    委員長山本正和君) 次に、金子建設政務次官前田国土政務次官及び大石北海道開発政務次官からそれぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。金子建設政務次官
  11. 金子一義

    政府委員金子一義君) このたび建設政務次官を拝命いたしました金子一義でございます。  もとより大変微力でございますけれども、建設大臣のもとで誠心誠意建設行政推進のために努力を重ねてまいる覚悟でございます。  委員長初め委員各位皆様方の御指導、御鞭撻を心からお願いを申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。(拍手
  12. 山本正和

  13. 前田武志

    政府委員前田武志君) このたび国土政務次官を拝命いたしました前田武志です。  微力ではございますが、東家国土庁長官を補佐して懸命に国土行政推進のために全力で取り組んでまいる決意でございます。  委員長初め委員各位の御指導、御協力を心からお願い申し上げまして、ごあいさつといたします。  ありがとうございました。(拍手
  14. 山本正和

  15. 大石正光

    政府委員大石正光君) このたび北海道開発政務次官を拝命しました大石正光でございます。よろしくお願い申し上げます。  伊江長官のもとで、北海道開発推進のため全力を尽くして頑張る決意でございます。  委員長初め委員各位の御指導、御鞭撻を心からお願い申し上げ、ごあいさつといたします。(拍手)     —————————————
  16. 山本正和

    委員長山本正和君) 国政調査に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、今期国会におきましても、建設事業及び建設計画等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  17. 山本正和

    委員長山本正和君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
  18. 山本正和

    委員長山本正和君) 建設事業及び建設計画等に関する調査を議題といたします。  先般、当委員会が行いました委員派遣につきまして、派遣委員から報告を聴取いたします。井上君。
  19. 井上章平

    井上章平君 去る十月十四日から三日間にわたり、山本委員長石原理事種田理事山田理事遠藤委員青木委員及川委員山田委員及び私、井上章平が参加し、三重県及び滋賀県における建設事業の実情を調査してまいりましたので、その概要を御報告申し上げます。  三重県においては、昭和六十三年に総合保養地域整備法承認第一号とたった三重サンベルトゾーン構想及び多極分散型国土形成促進法に基づく振興拠点地域基本構想として本年一月に全国に先駆けて承認を受けた三重ハイテクプラネット21構想、また、平成六年に伊勢志摩地域において開催される世界祝祭博覧会等ビッグプロジェクトを積極的に推進しております。これらの構想を相互に連携させながら円滑に推進することは地域振興及び県全体の発展にとって不可欠であることから、道路河川等整備を初め関連公共事業促進について県より強い要望がありました。  まず、近畿自動車道伊勢線については、既に四車線供用されている関−久居間に加えて久居勢和多気間が暫定車線供用されていますが、残る勢和多気伊勢間についても平成四年度内の供用開始、さらには交通需要の増加に対処するため全線の四車線化早期実現されたいとのことでした。同自動車道紀勢線についても、紀伊半島振興県南地域における国際リゾート三重サンベルトゾーン構想各種プロジェクトヘアクセス道路としての早期事業化を望まれておりました。  また、世界祝祭博覧会関連公共事業として、国道二十三号南勢バイパス伊勢二見鳥羽ライン五十鈴川ふるさと川モデル事業について視察いたしました。  南勢バイパスは、国道二十三号の三雲町から伊勢市に至る路線として、昭和五十年に全線暫定車線で共用開始し、その後逐次四車線化が進められていますが、世界祝祭博覧会開催等により一段と交通量の増大が予想されるため、早期全線車線化完成が強く期待されております。  次に、伊勢二見鳥羽ラインは、近畿自動車道伊勢線と直結し、伊勢市と鳥羽市を結ぶ都市間道路として整備が進められております。世界祝祭博覧会会場へのメーン輸送ルートとなるため、平成五年度の完成を目途に一般公共事業有料道路事業組み合わせ方式で現在事業促進中とのことでした。さらに、地元市町村からは、地域交通観光交通とがふくそうし、渋滞の激しい国道百六十七号等交通緩和を図るため、このライン延長して志摩地域へのアクセス道路を新設されたいとの強い要望がありました。  また、一級河川五十鈴川については、地域のシンボル的な河川について周辺部地域整備と一体的な整備を図るふるさと川モデル事業平成元年度より実施されておりますが、世界祝祭博覧会会場に隣接するため一層の整備促進が期待されます。  次に、松阪市の本町垣鼻線街路事業について申し上げます。  松阪市は、古くから栄えた城下町でありますが、戦災を免れたため狭小な道路が多く残されております。特に県道本垣鼻線は、古くからの商店が集中した目抜き通りでありますが、幅員が六メートルと狭いため、沿線の商店街自動車利用が極めて困難であり、商業活動に支障を来していました。そこで、延長七百五十三メートルの区間について車道と歩道合わせて十六メートルの幅員に拡張する街路事業昭和五十八年から県の施行で進められております。本事業は、市街地交通円滑化を図るとともに、松阪市の中心市街地活性化に資するため、商店街近代化事業市街地開発事業と一体的に整備を行い電線の地中化を図るなど、同市の新しい町づくり事業として発展が期待されております。  以上のほか、鳥羽市から阿児町に至るパールロード沿い的矢湾一帯リゾート開発事業について視察したこと、及び、第二国土軸の一環として渥美半島と志摩半島を結ぶ伊勢湾口道路調査促進長良川河口きの建設促進、おくれている下水道事業推進について要望があったことを申し添えます。  次に、滋賀県の建設事業概要について申し上げます。  滋賀県は、県面積の約六分の一が琵琶湖に占められていることから、その名も湖国二十一世紀ビジョンという長期構想を策定し、この構想にのっとり、琵琶湖総合開発琵琶湖リゾート構想等主要地域振興プロジェクト推進しております。  琵琶湖総合開発計画は、琵琶湖総合開発特別措置法に基づき、琵琶湖自然環境保全と汚濁しつつある水質の回復を図りつつ、その水資源利用関係住民の福祉とをあわせ増進し、近畿圏の健全な発展に寄与することを目的として、昭和四十七年から途中昭和五十七年の改定を経て平成三年度までの二十年間を計画期間として策定されています。  しかし、水資源開発事業平成三年度におおむね完了する見通しですが、地域整備事業は、相当量残事業が出るため、琵琶湖総合開発の所期の目的を達成するため法の五カ年間の延長計画改定要望されました。  今回、琵琶湖総合開発関係事業として、大津湖岸なぎさ公園草津川放水路琵琶湖流域下水道東北部浄化センター等を視察いたしました。以下その概要について順次御報告いたします。  まず、大津湖岸なぎさ公園は、大津市街地中心部湖岸垂直壁護岸から自然石階段護岸に直し、市民が水に親しめるようなオープンスペース湖岸に設け、琵琶湖水位変動に対する環境保全景観形成に資するよう整備が進められております。昭和六十二年度から事業に着手されておりますが、現在、進捗率は三五%にとどまっており、今後の事業推進が期待されます。  次に、草津川放水路事業について申し上げます。  草津川は、典型的な天井川で川底が周辺の民地よりも五ないし六メートルも高く、JR琵琶湖線国道一号が川の下を通過しており、また、近年市街化の進展も目覚ましい草津市の市街地中心部を縦断してるため、大きな洪水被害をこうむる危険性が一層増しております。川そのもの平地化することは困難なことから、放水路建設により平地化を図るため昭和四十六年より事業に着手しているとのことでありますが、事業早期完成を図るため、今後建設省直轄施工として工事を進めてほしいとの強い要望が県よりありました。  また、下水道事業は、琵琶湖総合開発事業の最重点事業であり、滋賀県の下水道普及率は、平成二年度末全国平均四四%に対して二八・二%、全国第十九位となっておりますが、平成二年度における総事業費は四百二十九億円にも上り、今後の普及率加速度的上昇が期待されております。琵琶湖流域下水道東北部浄化センターは、建設日本下水道事業団に委託して、本年四月から彦根市等において一部供用が開始されました。琵琶湖流域下水道は、有機物質や窒素、燐等を除去する高度処理が行われておりますが、通常行われる処理よりも多くの経費を要するため、県より高度処理経費に対する大幅な財政措置要望されておりました。  このほか、琵琶湖湖岸堤管理用道路緊急地方道路整備事業によるJR琵琶湖線栗東駅近くの石原踏切除却工事びわこ文化公園都市における都市公園整備状況等を視察いたしましたが、その詳細は省略させていただきます。  以上が調査概要でありますが、調査に御協力いただいた方々に厚く御礼を申し上げて、報告を終わります。  以上であります。
  20. 山本正和

    委員長山本正和君) 以上で派遣委員報告は終わりました。  本日はこれにて散会いたします。    午後零時二十分散