○稲村稔夫君 まず、
谷川長官、
科学技術庁長官に御
就任おめでとうございます。
私、時間も余りありませんので、本来でございますと
科学技術全般にわたっていろいろと新
長官の抱負な
どもお聞きをしたいところでございましたが、時間が何せきょうはちょっと不足をしているということもございまして、原発等の
原子力施設の設置を認可する、そのことにかかわってのところに、しかもその中のごく一部のところに限定をした形で御質問申し上げます。
そこで、
長官にお願いなのでありますが、かなり細かいことのやりとりな
ども出てくると思うのでありますが、
科学技術は特にそうでありますけれ
ども、
長官も私
どもと一緒にこの
委員会でも一生懸命御活躍をいただいたという御経験な
どもお持ちになっているわけでありますから、御理解いただけると思いますが、そうしたやりとり等を十分お聞きいただきまして、できるならばお答えが
長官の判断を求めるようなお答えでなければ最後のところで
長官に
基本的なお考えを伺うと、こんなことにさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
政府の皆さん方も
長官が途中で御答弁に立たないでもいいような御答弁をひとつよろしくお願いいたします。
そこで、最初に、
原子力発電あるいはそのほかの
原子力施設の設置の認可について、特にその立地に当たっての地質と地盤の
関係について御質問を申し上げたいと思います。
最初にその立地を決めるときに、認可をするに当たってはいかなることをチェックされるのか。地質、地盤、そういうものについて、これはもう非常に大事な問題でありますから、これは下北の三点セットでもそれぞれ
施設ごとにまた条件も違ってきましょうが、今いろいろ大きな問題をお出しになっているわけであります。私の後にまた三上
委員も御質問になるわけでありますから、三上
委員に御質問をさせないようなうまい御答弁をいただければ大変ありがたいと思います。それぐらい明快な御答弁をいただきたいと思います。
それから、そのほかにそれぞれ原発の立地、
日本は火山国でありますだけにこうした地質、地盤の問題というのは大変関心の高い問題でございます。そこで、それぞれについて全部お聞きしたいと言っても無理なんでありましょうから、少なくともその代表的な
施設として下北の三点セットの場合にどういうふうに取り組んでおられるのか。それから、私は自分の地元でもありますから、柏崎刈羽の原発の増設が今進められているわけでありますから、その柏崎刈羽の場合ということで御説明をいただきたいと思います。
ここのところは
基本的なことでありますから、本来でありますと
通産省も
政府委員の方に伺いたいのでありますが、私はこんなときにいつも確認して申しわけないんですけれ
ども、本来であれば
政府委員の方に来てもらって御説明をいただかなきゃならぬということでありますが、きょうは衆議院の商工
委員会も開かれているそういう事情もありますし、これから私の伺いたい以下の小さい方の問題はむしろ専門的によく御存じの
説明員の方から聞いた方がいい、こういう判断もありますので、こんな形にさせていただきました。
ちょっと前置きが長くなりましたけれ
ども、それぞれ御答弁をいただきたいと思います。