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山花委員 今六十一年夏を訂正されて九月三十日までと言ったって、九月二十五日はもう日本にいらっしゃらないのでしょう。いなければ書けないんじゃないですか。もうちょっと時期は絞ろうと思えば絞れるということだと思いますけれ
ども、そこについても実はあいまいなように、一体だれが書いたのかということにつきましてはいまひとつはっきりしないわけでありまして、従来これ、
総理は手元にないということで出さなかった、出せなかったという経過の中、かつてあった経過というものが、もしかするとこれは河合さんが書いたんじゃなかろうか、こういう疑問が一般にありました。いなかったのですから、
服部さん書けないでしょう。あるいは最近の、今度の文書から見ると、
松本さんかもわからない。
こういう、一体だれが書いたかわからないわけでありまして、私はこの問題については、やはり
総理の主張の一番
最初のところ、これは、
宮澤喜一という名前は
服部さんが書いたんだということを明らかにするためにはそんな難しい問題ではない。筆跡鑑定して出していただけばよろしいんじゃないでしょうか。この点については、
服部恒雄元
秘書及び
松本雅雄秘書から直接の事情聴取をする証人喚問等も必要だと思います。それから、筆跡鑑定をして出していただいたらどうかと思いますけれ
ども、出していただいたらどうでしょうか、この点伺いたいと思います。これまた
委員長の方にお取り扱いについても相談していただきたいと思います。――今の取り扱いを含めてなお私の方から質問した上で、少しまとめて資料とか証人については要求したいと思っています。
さて、この売買
約定書第五項を見ると、受け渡しの期限というのは六十一年九月三十日になっています。受け渡しの期限でありますから三千万
お金を払った、そして株を受け取らなきゃおかしいということについて一体どうなるかという疑問が当初からありました。十二月一日の
総理の
答弁の後、この問題について江副さんが証人に出てきた、十二月六日の参議院の税特であります。ここで新しい問題が江副さんの方から明らかにされました。
矢田部議員が聞いているのですけれ
ども、「
宮澤さんの関係で一万株が渡っていると言われているわけですが、この関係は融資でしたか。」という質問に対し、
ファーストファイナンスの融資の問題です、証人は、
ファーストファイナンスが関与していたというふうに報道されておると、恐らくそうではなかったかと推測していますと、江副さん、そう答えました。そうして特に株のやりとりがない、
お金は払ったことになっている、しかし株が来ていないということから見ると、
服部さんがファイナンスを受けておれば株券は来なかったという、こういう
説明をしております。
これだけじゃなくて、これは他党の方の質問なんですけれ
ども、こういう問題については、ファイナンスを受けますということについてはあらかじめ
服部さん側に
説明しておいたんですかというやりとりで、もし必要があればファイナンスの道も開かれているように話をしてきたというふうに話しました。最終的に、なお確認して、
服部さん、ファイナンス受けたんですかという質問に対しても、恐らくファイテンスの融資を受けたのではないかというように記憶している、こう言っているんです。ところが、
総理は、ファイナンスは受けていなかったという答えのようです。我々は、率直に言いまして、なぜ
総理の場合だけ別のがあり得るんだろうかということは初めからの疑問です。
実は、当時ドゥ・ベスト関係で株を買い受けた皆さんの取り扱いを見ると、この九月三十日、同じ日に二枚の書面、二枚じゃなくて実は何枚があったわけですけれ
ども、大体
内容につきましては、株式売買
約定書、もう
一つ大事な文書として金銭消費貸借契約書、ファイナンスの融資の関係です。不動文字でほとんど印刷されておりまして、
会社の名前については、売買
約定書については株式
会社ドゥ・ベスト、消費貸借の方についてはファーストファイテンス株式
会社と、こうなっていて、全部皆さんはファイナンスを受けている、だから株を受け取ってない。
総理の場合にも株を受け取ってない。ということであるとするならば、当然
ファーストファイナンスの融資を受けたんじゃないか、こういうように読めるわけでありますけれ
ども、今でも
総理としては、ファイナンスからは受け取っていないという
立場を堅持されるんでしょうか。この点について、事実関係についていろいろ
調査したようでありますから、お返事をいただきたいと思います。