○村田
誠醇君 そういう
説明は前回聞いたからわかるんですよ。問題は、そういうあいまいな
資料を
衆議院の
特別委員会に提出しているということなんですよ。私が質問してあやふやでございますと言った数字が
衆議院の
委員会に
審議用の
資料として出てきているんですよ。しかも、もっと悪いことに、これは社会党と公明党と民社党が三党で共同で
要求した
資料の中に入っているんですよ、あなたの今言った違う数字というのが。しかも、この中で見てみると、それぞれの議員の
要求の数字もありますよ、載っていますよ。
営業特金なるものの数字がどこもかしこもみんな違うんですよ。どこも合っているかどうかはわからない。それで、しょうがないから一生懸命うちの秘書を督促しまして電卓でたたいたら、縦横計算の合わないものが出てきているんですよ。
国会
審議を促進するために出している
資料が縦横計算したら合わないんです。
指摘したら、そんなことはありませんと言って、もう一度よくやり直してもらったら、やっぱり抜けていましたと言うんですよ。それも前回の私の質問に対して、今も
説明がありましたけれ
ども、金額はダブルカウントしているからふえるのは当たり前だと、不正確ですと。しかし、適正化をするために口座数というものの変化を見ておりますので口座数は間違いありませんという
説明なんですが、その口座数が違っているんですよ。
平成元年十二月と二年三月末では口座数が約二千違う。ところが、別の
資料を見てみたら、内訳はぴったり合うようになっている。
大蔵省が出す
資料は、通常私ら考えるときには縦横計算はすべて合っているものだというのが前提条件ですよ。そうしなきゃ
審議できないんですよ。ところが、縦横計算が違っている
資料を出してきて、内訳の
資料まで私がいただいた
資料も全部出していますよ。この数字そのものが違っているものを
衆議院の
段階で提出してきて、さすがに参議院に出すと恥ずかしいと思ったのか
衆議院に出してきて、それで
審議促進のための
資料だというのはちょっとお粗末過ぎるんじゃないんでしょうか。これはどういう意図を持って出したのか。特金なる口座の金額はあちらこちらに出てくるんですけれ
ども、全部データベースも違うんですよ。信託銀行七社プラス大和銀行の八社のものもあれば、外銀も入れたデータも出ていたり、みんなこれデータベースも違うんですよ。こんなのをばらばら出して、しかも今あなたの言われた、銀行局長が発表した数字までここに出ているんですよね。新しい数字と古い数字を一緒くたにみんな精査しないで出している。
これは
大臣、事務
処理が余りにもお粗末と言わざるを得ないんですよ。どうもお話を聞いたら、集計するのにそろばんしかないからコンピューターを一台買ってくれということらしいんですが、その辺も含めて、大半は余り役に立たないような
資料ばっかりが出ているんですけれ
ども、肝心なところにくると数字が違っている。あるいは数字の切り方が違っているために横に並べて比較検討できないように意図的につくっているんじゃないかと思うわけですね。そうすると、我々からすると、
資料を持っている
大蔵省の出してくるものが正しいというふうな前提条件で論議していたんですけれ
ども、どうもこの発表されている
幾つかのものは数字をいじっているんじゃないかと思われるところが多々あるんですよね。そういう点はどうなのか、よく
説明していただけませんでしょうか。