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守住有信君 今のとらえ方の中で、有線放送電話とオフトークを一緒に同次元でとらえては――もうちょっと勉強していただきたいと思いますね。と同時に、
郵政省の公共
事業予算はせっかく七割助成の過疎債があるのに過疎
地域以外の過疎
地域の一歩手前の中間地帯、これが過疎債の適用がない。例えて、天草、あの離島ですよ。言いますと、本渡市はもちろんだけれ
ども、松島町、大矢野町は観光その他で過疎債から外れた。そうすると、そこは助成が七割ないんですよ。だから、熊本県で言いますと、過疎以外の平たん地の
部分、しかしそこは財政力は三割自治といったって二割何分ぐらいの財政力しかないんだよ。そういうところに視点を向けてやっていただきたい。
もう
一つあるのが大都会のテレビ難視でございます。原因者不明、こういうものに対する視点もやっぱり大都会は大都会なりに要る。過疎も要る。その中間地帯、これは特に過疎債適用でありませんので、今後の
郵政省の公共
事業の施策でこれに取り組んでいただきたいということ、これは希望を織り込んでございますけれ
ども、申し上げておきます。
時間もだんだん足らなくなって、肝心の
定員の問題でございますが、午前中からお聞きしておりましたけれ
ども、特に気になるのが郵便の
定員でございます。これは、行革の精神は立派だけれ
ども、現業国家公務員の郵便で例えて言うと、これは
貯金の
事務センターとかコンピューターオンラインで大いに
合理化をやってきた。しかし、あの区分機だって、最近は郵便番号がパソコンやワープロをお使いになるようになりましたので区分機で読み取る率が非常に落ちてきて手
作業でやっておる、こういう現実もありますよ。
物の伸びだけではない。そういう
機械化等々やってきましたけれ
ども、逆の現象も実は
部分的にも出ておる。こういうことでございますし、アルバイトばかりじゃだめでございます。
サービスもいろいろ知恵を出して種類は広げておられますけれ
ども、過密地帯の特定
郵便局もこれは大変でございます、別の
仕事ですからね。あるお客さんがお見えになって、それで時間を食っておったら次のお客さんはもう銀行の方に行ってしまっておる、そういう現実もあるわけです。大都会の特定局と大きな
郵便局の
定員、そして週休二日も広げていかなきゃいかぬわけです。それをアルバイトだけとは言いませんけれ
ども、ランニング
定員ぐらいでどうもやっておるようで、行管は郵便
定員については非常に御
理解があると、こう聞いておるわけですが、そうするとうまくいかぬのは大蔵省のせいだろうか、こう思うわけです。
本当はここへ主計官でも呼びたい。私はそういう気持ちでここへ立っておるわけです。そして、せっかくの労使安定、相当私も全逓左派とは闘ってきましたが、今はがらりと違って盛んに
仕事をしておるんですよ。その
職場、労使
関係をもろもろ考えると、第八次が来年から始まるわけですよ、ここからスタートですから、ここで枠組みが決まっちゃうとちょぼちょぼしたあれになっちゃうんだ、毎年。
もう
一つ申し上げたいのは、ちょっとまず郵便の方からまいりましょう。
科学技術庁の方は後でいたしますので、そこらあたり
認識はしておられると私は聞いておる。行政管理局は
認識しておられると聞いておりますが、さて行革と、もう地方分権とかそっちの方へ行革審は力を入れてもらいたい。
定員もただ減らせばいいと、現業公務員と一般行政職の
職員は違いますよ。マンパワーのその労働者ですが、勤労者と私は言います。労働者というのは余り好かぬけれ
ども、やっぱりそれでないとせっかくうまくきた
職場がこれは乱れていきますよ。労働組合でなくても、一人一人が働く
職員の気持ち、実態、管理職はもう一生懸命カバーするためにいろいろ夜遅くまで、年末だけかと思ったら、だんだんもうふだんもそうなりよる。私は
現場を見ておる。
地域から
現場を見、
現場の中へも入っております。そこらあたりで今度来
年度に第八次が始まるというと、これはスタートだからちょっと毎年の
定員の問題とはわけが違う。
そこで、
郵政大臣、いいですか、格好よい言葉だけじゃだめなんだ。これは体を張って私らも一緒になってやります。これはもう社会党も同じような考え方を持っておる人も多数おられると思う。こういう問題は与野党を超えてやるような問題ではないか、これが
決算委員会ではないか、こう思っておるわけでございますので、まず
郵政大臣の抽象的な決意でなくて、私らと一緒になって。やろうではないか、行管と大蔵。こういう私は至って率直でございますので申し上げますが、非常に前から気になっておりました。御決意と具体的なお取り組み、指揮命令等酌んでやるということにつきましてお話をいただきたいと思います。