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小川仁一君
日銀の
政策委員のことについて
質問と
意見を申し上げたいと思います。
日銀法第十三条ノ四
政策委員の項でございますが、第五項「
商業及工業ニ関シ優レタル経験ト識見ヲ有
スル者一人」、第六項「
農業ニ関シ優レタル経験ト識見ヲ有
スル者一人」と、こういう項目によって今回
中野さんが
日銀政策委員になるわけでございます。
調査をいたしましたところ、第五項、第六項とも
連続事務次官の方が就任されております、数代。したがいまして、この解釈は今後とも
事務次官の方が当然なるものとしてそれぞれの省庁でお考えになっているのかどうかということが第一点。
続いて、大蔵省の方でも
天下り自粛という言い方をしておられます。政労協問題を含めて、閣議でも天下り問題並びにいわゆる渡り鳥問題を非常に問題にしてその禁止を決定しているところでございますが、今回、第六項にかかわる方の
選任は、
調査をいたしましたところ、三カ所目の
政府関係機関への就任でございます。渡り鳥も三カ所ということは普通ないわけなんで、せいぜい南と北ぐらいのところだろうと思います、これはちょっと余計なことでございますが。これでは少し、何といいますか慣習としても、また今後の一般的な物の決め方としても問題があるかと思いますので、この際、御
意見を承りたいと思います。