○大城
眞順君 いろいろ用語はあるでしょう。テンポラリー、これほどまた一時的という
言葉をずばり言い尽くしている英語はないと思います。あとテンタティブという
言葉もありますけれ
どもね。テンポラリーであればあるほど私はこれは大変なことだと思っております。
さっきB52が一時的生言いながら二カ年も居座ったということを例示されておりましたけれ
ども、二カ年だったらいいだろうとは私は申し上げませんけれ
ども、その十倍のやつがある。二十年。おわかりですか。一時的と言ってやってなお続いているのがある。これは
沖縄の民間機、那覇空港の
米軍による航空管制業務であります。日本側が技術的にあるいは運用の面でできる時点ではいつでもお渡しします、したがって一時的にこれを
米軍がやると言いながらも二十年たちました。おわかりのとおり、那覇空港から
本土に向かいます。
本土他県から那覇空港に入ってきます。物すごい頻度で、あの嘉手納
基地の進入路の前を通るまでは何百メーターという高度でしか飛べない。
〔理事北修二君退席、
委員長着席〕
これはパイロットに聞きますと大変危険な飛行のようでございます。そういったものがアメリカに管理されておるのです、嘉手納
基地で二十年間。その文書がテンタティブであったかテンポラリーであったかわからぬけれ
ども、いまだに続いている。これは私はこの委員会でも随分と追及いたしました。いまだにその理由が明らかにされておりません。運輸省に聞きましたら、いつでもどうぞと何十年前から言っている。いつでも引き受けます、大丈夫です、技術の面からも運用の面からも陣容の面からも大丈夫ですと言いながら、外務省は、いやアメリカに聞いたらこれはだめたと言っているということしか今伝えられていない。それだけで私は国会議員としてああそうですかと言うわけにはまいりません。理由がなければならない。しかも、これは一時的という
条件ですから、二十年という一時的。
私は、あえてこの問題についてきょう触れることで
質問しているわけではございません。二十年もありますよと、この一時的というのが。これはもう永久ですね、今までの経験からいたしますと。したがって、これは一時的といえ
ども、あるいはまた先ほどありましたように、いろいろタイムスパンなんかが、九月十八日までには移駐先とかああいうことを決めますとか、各
米軍の偉い
方々からグアムとかあるいはアラスカとか、あるいは米
本土あるいは韓国あるいは
沖縄あるいは日本
本土といろいろな形で言われる。インドネシアの外相までグアムか
沖縄だろうというようなことで発表というのか声明というのか、そういったことでコメントしておる。こういうふうになりますと、私はこれはまた永久化するおそれがあるのじゃないかと非常に心配をいたしております。
それでお伺いいたしますけれ
ども、そのような声明がある以上は、来ちゃだめなのだということを外務省は事前に構えておかなくちゃならぬと思うのです。先ほどの御
答弁のように、何ともまだ言ってきませんで一時的ですでは事はどんどん進んでいってしまうのじゃないかというような感じがいたしますけれ
ども、その辺はどうなっておるのですか。いつまで待つのですか。