○藤原
委員 大臣に、この八次策の後、
答申を受けてこういう
方針が打ち出されたわけですから、この結果を見るまで頑張っていただきたいということでありますが、なかなか政局も難しいようでございます。しかし
行政の継続性ということでぜひ、今御決意を述べられましたが、それらのことが着実に
実施されていきますようにしっかりひとつ協議をし、またその道筋をひとつしっかりおつくりいただきたいと思います。
土砂川につきましては、そのほかに財団法人の新エネルギー財団の圧縮空気地下貯蔵ガスタービン発電パイロットプラントがございます。さらにまた、物理学者によりますと、この坑道が地下気象実験室構築に係る技術の研究開発といいますか、雲物理現象研究会というところで、坑道というのは非常に貴重なところだという、こんな評価もいただいておったり、最近はいろいろな
立場の方々が、この坑道というものが、改めてつくるとなると大変なことなんですけれ
ども、その利用方法というか、いろいろなことを言われておるようでございます。
そういうことで、
産炭地についても、少しずつそういう見方から変わりつつあるということですけれ
ども、今
大臣の御決意にございましたように、ぜひひとつ企業誘致、またそういうものについてスムーズに進むことのできるようなバックアップを、積極的な
支援というものをお願い申し上げたいと思うわけでございます。
それから、
産炭地でいろいろなことを申し上げたいのですけれ
ども、
産炭地の
地域振興、
一つはやはり炭鉱の跡地の積極的な利用、
産炭地の跡地が町のいいところにどんとございまして、住宅があって、それが廃城のままで、あるところではそれが青少年の不良化の温床になっているみたいなところもございまして、それは今日までのいろいろな経緯の中で権利関係が複雑なものですから、なかなかこの跡が消えない。それが解決しなければやはり町の新しい発展はないだろう、こういうことで非常に悩んでおる。これを解きほぐすというのは非常に難しいことだと思うのでありますが、しかしこのまま放置して
産炭地振興という太鼓を何ぼ鳴らしましても、
現実的には、一番
中心地にそういうものがあるということではならないわけでありますから、ぜひひとつ積極的なお
取り組みを、時間のかかることだろうとは思いますけれ
ども、お願いを申し上げたい。
それから、公共投資等につきましても、当然道路網や何かについても、先ほど同僚
委員にも御答弁しておりましたが、これらもあわせて進めなければならないことだろうと思います。
この
産炭地域振興実施計画、基本計画、これは中空知、北空知、こういうことで
地域振興ということになるのかもしれませんが、何といっても
地方自治体は
地方自治体の住民に
責任を持って、自分のところをどうするか、今日までも総合開発計画とかいろいろなものは持っておるわけでありますから、どうしても大きい
立場でこの
地域がどうなるかという
観点から見る我々の
立場と、やはり
地方自治体は
地方自治体としての我が町がどうなるのか、こういう見方とあるわけでありまして、
地方自治体として財政力のない、非常に財政指数の低い中で、これからこういう大きな
取り組みをしなければならぬ。
しかも、今までのやり方ですと今までのような現状しかできない。しかし、これは五年ごとに六次、七次、八次と来たわけですけれ
ども、次は十年は後がないということになりますと、今までと同じことをやったのでは、これはとても卒業はできないわけでありまして、今まで以上の
施策、
支援策、こういうものがなければならぬ。また、各
省庁間の連携等も密にしまして総力を挙げて取り組まなければ、この十年というのはあっという間に過ぎてしまうし、そしてまた、その結果については当初の計画をどれだけ進めることができるかという疑問も残るわけであります。
答申を見ますと、相当強力に進める、財政的にもバックアップしようということであり、先ほど
大臣の決意もかたいということを私は受けとめましたけれ
ども、従来の方式ではもうどうにもならぬ。十年で解決することでは決してないわけであります。従来の何倍かの財政的な
支援、また積極的な
支援策、こういうものを積極的に働きかけてこそ、この
答申に盛られたことが実現できるのだろうと思います。
そういうことで、最後に
大臣に、ひとつ決意の上に決意ということで本当にあれですけれ
ども、一言承りまして、時間が来ましたので終わりたいと思います。