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篠崎年子君 これは公園だけではなくて河川についてもあるいは
道路等についても同じようなことが言えると思うわけでございますので、今後何とかいい方法はないか御検討いただきたいと思います。
特に
道路について
考えてまいりますと、これは
道路の基準、縦断勾配とかあるいは曲線の半径とか、そういう基準を達成するのがなかなか難しいし、その基準を達成しようとすれば
道路を非常にジグザグにつくっていかなければならない、あるいはのり面を大きくとっていかなければならないということで大変経費が割高になってまいりますので、今後これは大いに
交付税で何とか対処できるように、斜面都市と申しますのは別に長崎だけではありませんで、各地域にたくさんのそういう関係の都市があるかと思いますので、そういう都市につきましてもこのことを
考えていただきたいと思うわけでございます。
次に、清掃についてまたお尋ねしたいと思うわけですけれ
ども、ごみ収集あるいはし尿処理、下水道がまだ普及していないところはし尿も収集しているわけですけれ
ども、そういう特殊地形のために例えばごみを清掃車まで引き出す
作業が必要となってまいります。平たん地であった場合に比べて物件費で八千七百万円の負担増、人件費では七億四千万円、約百名の人員増を余儀なくされていると言われております。ごみ収集車の所要人員は運転手、
作業員等合わせまして三人必要なんですけれ
ども、
地方交付税の算定では二・六人になっておりますが、長崎は三・一七人ということで先ほどのような数字になってくるわけですので、このことにつきまして今後検討の中に入れておいていただきたいと思います。
また、消防につきましても、同じように坂であるために消防車が入りにくいということ、あるいはホースをつなぐのにどうしても人手が要って、二本も三本もつながなければ上まで行けない、こういうこともございまして、こういうところについては特別な方法を講じていただけないものだろうかと思うわけです。
ここに大変見にくい
一つの写真があるんですけれ
ども、建築資材等を運びますのに、馬が背に建築の資材、例えばセメントの袋とか、そういうものを乗せて運ばなければならないような道が幾つもあるわけなんです。こういうところについてはやはり特別な
措置をお願い申し上げたいと思います。これは要望にかえておきます。
次に、時間がありませんので、少年非行の問題についてお尋ねをいたしたいと思っておりましたけれ
ども、先ほどちょっと
栗村さんの方からも触れておりましたが、後でまた別の機会にこれは
質問させていただきたいと思います。
次に、最近いろいろな中小企業の中で人手不足が叫ばれております。例えば一番不足をしている看護婦さんの問題とか、あるいは建設労働者の不足というものは大変典型的なものだと思いますけれ
ども、中でも中小建設業界では今大変人手不足に悩んでおります。これはいろいろな理由があるかと思いますけれ
ども、言ってみれば大変きつい、そして汚れたところで
仕事をしなければならないといったようなこともあるかと思いますが、非常に高齢化が進んでおりまして、平均年齢が四十六歳で、四十歳以上の人が七〇%を占めているという
状況になってきております。今後若い人たちをこの建設業界に引っ張り込むのにはいろいろな
施策が必要ではないだろうか。また、そういう人がいなければこれから先の日本の国の建設も成り立っていかないから、若い人を呼び込むことは非常に必要なことだと思うのですけれ
ども、その中で今までいろいろな問題がありまして、それが若者を引きつけない理由になっているのではないだろうかと思うわけです。
その
一つは、やはり何と申しましても、公共
工事等を請け負いました場合に年度当初の四月から六月ごろは非常に
仕事が少なく、そして後半十月、十二月、一月と、この辺になってくると非常に
仕事が混み合ってくる。人数からいくと二倍ぐらいの差になってくるんじゃないだろうかということで、就労状態が安定をしていないということが
一つあるのではないだろうかというふうなことを言われておりますので、この年間
工事の平準化ということについて何かよい方策はないでしょうかということをまずお尋ねをいたします。