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説明員(若木文男君) お答え申し上げます。
今のお尋ねは、
港湾労働者の常用、日雇い別の状況ということでございます。
私ども労働省の方で所管といいますか所掌させていただいております
港湾労働法では、今先生、五大港とおっしゃいましたが、私どもの方は東京と横浜をちょっと別に数えてございますので、東京、横浜、以下、名古屋、大阪、神戸及び関門を六大港というふうに称しております。
そこにおきます状況でございますが、常用労働者の数、直近の
平成二年、昨年の十二月の状況でございますが、三万四千六百十五名となってございます。
また、今、日雇いの御指摘がございましたけれども、
港湾運送における
事業の波動性に
対応するための企業外の労働力、やや持って回った言い方をしてございますが、先生、今御指摘ございました日雇い労働者あるいは現在の
法律で派遣を認めていただいてやっております
港湾労働者雇用安定センター、そういったものを合わせました広義の日雇いと申しましょうか、そういったものに依存する割合というものが、
平成元年の平均でございますと二・一%、あるいは二年でございますと二・五%ぐらいというふうになっているわけでございます。
また、六大港以外といいますか、私どもは六大港でございますが、以外につきましては手前どもの労働省の方の所管をしております
法律ではカバーしておりません
関係で、運輸省お見えでございますが、資料をちょっと引用させていただきますれば、最新のものは六十三年度でございまして、常用労働者数二万九千六百五十三名、日雇いに依存する割合が三・九%というふうに伺っておるところでございます。
それから、先生の方から今お尋ねございました賃金あるいは労働時間の状況ということでございます。
港湾労働者の賃金でございますが、私どもの方の調査によりますと、一人一日平均の現金給与額が
港湾労働者の方は一万六千四百十円でございます。これに対しまして全
産業平均では一万六千六百八十六円ということで、やや全
産業の方が高いといいますか、
港湾労働者の方の方が低いとい・状況になってございます。
実際に働かれました労働時間、実労働時間というふうに称してございますが、これにつきましては、
港湾の労働者の方が一日平均八・八時間、月平均百九十三・六時間ということになってございます。
ちなみに、月間の平均実労働日数が二十二日という状況でございます。それに対しまして、全
産業の平均では一日八・一時間、月平均百七十四時間ということでございます。
ちなみに、月平均の実労働日数でございますが、二十一・四日というふうになっておるところでございます。
以上でございます。