○三野
委員 私はもう三%を見直すべき時期に来ていると思う。そうでなければ、とてもじゃないけれ
どもあなたのところの
都市公園の
目標は達成しないだろう、またゆとりのある町づくりはできないだろうと思うのですね。今直ちに答えはできないにしても、これはぜひ検討してもらいたいということを
お願いしておきたいと思います。
さて、あなたも言われましたけれ
ども、
用地を買わなくても
確保できる
公園というものをぜひ
考えたい、これは私もそう思っているわけです。実は、河川区域をどう
活用するのか。水辺との接点、河川を背景とした
公園づくりというもの、あるいはため池。私のところは
日本一近いため池の多いところですわな。ため池を背景としたその周辺の
公園づくり、こういうものも、池そのものは水の中だから
公園には使えない。それはできないけれ
ども、私はやはり河川だとか池だとか、こういうものを背景とした
公園づくりをもっと積極的にやるべきだ。
実は今度、河川法の
整備が出てきているわけ。スーパー堤防をやったらそこへ、私は
公園にすればいいと思うのだけれ
ども、これはまたそこで議論しなければならぬと思うのですが、実はもうビルを建てるみたいな話をしちゃって、これこそ私
は
公園にすべきではないかという気がするわけなんです、これは後でも言いますが。そういうものをぜひ積極的に取り組んでもらいたいということを
お願いしておきたいと思います。
それから、私は十五分にやめるつもりですからちょっとはしょっていきますが、あなたのところの
範囲ではないというのだろうが、主として市街化区域内における
公園整備をあなたの方はやる。調整区域の中にやはり人が住んでいるわけ。ここの
公園確保をどうしますか。あるいは無指定地区、無指定地区は我が方じゃないといえばそれで終わりなんだわね。今
都市計画設定内は非常に住宅
建設が制限されるものですから、無指定地区は民間の中小があそこに十戸、ここに五十戸と乱開発が行われるわけ。
公園一つない。火事が出ても逃げる場所もない。いわば
日本列島全体の
公園計画というのはないのですわ。あなたのところは
都市内だけなんです、いわば
都市計画区域内だけなんですね。ここらについてどうお
考えになるのか、ひとつ聞いておきたいと思います。
あわせて、農林省来てもらっていますね。忙しいところ済みません、後でひとつ答弁してください。今私が言った中に、調整区域内あるいは
都市計画設定無指定地区のところ、あなたのところは農地をいろいろと持っているわけ。あなたのところの財産じゃないけれ
ども、管理をやっている。今、減反が非常に進んでいますね。そして減反をして、転作作物をやっている部分もあるけれ
ども、もうやれなくてしばしばカヤが生えたり、木が生えたりしている農地がいっぱいあるわけ。あなたのところの数量的に出てくるのは、転作いかにもしているような形で出てくるけれ
ども、現場はそうでもない部分もあると私は思うのです。そこで、今の農業の
実態からいうと、このまま進めていきますと、あなたのところ自身も私は幾つもあるのじゃないかという気がするわけ。
さて、そこで休耕田について、どうでしょうか。例えば休耕田がそこに三反歩なら三反歩ある。我々百姓は三反歩と言うのです。その三反歩の中で甘土を横へ寄せて、一反歩については、
子供が花を植えたりお年寄りが花を植えたりしてつくってもいい。あとの二反歩については、転作に補助金を出すけれ
ども、これにもひとつ補助金を出して、客土を入れて
地域のちびっ子広場なりお年寄りのクロッケー場なり、あるいは
公園的な役割を、例えば五年だとか十年だとか、一年ですぐ返すというのはかえって困りますからね。そういうユニークなことも
考えるべきではないのか。
とてもじゃないけれ
ども、あそこでは今随分頑張ってもらうけれ
ども、あそこに任せておいただけではこれはなかなか二〇〇〇年
目標は達成せぬ。そこで、私はそういうこともあわせて
考えるべきだ。そのための費用負担というのは農林省が見るのか、あるいは国土庁が見るのか、これは知恵を出した方がいいんじゃないかという気がするわけなんですが、そんなことを
考えたことはありませんか。
これについてあなたのところの
考え方、あるいは
公園全体を管理する立場からいうと、調整区域あるいは無指定地区のところにおける
公園的
機能を生かす
意味において、そういうことを
お願いをするということも
考えたらどうでしょうか。次官も一遍ちょっと後で意見をお述べください。