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岩垂委員 それ以上いろいろ言ってもお答えできないのかもしれませんが、例えば私、一番最初からかかわった、あなたも、
伊藤さんも知っている谷津の干潟だとかあるいは琵琶湖の一部だとか、全部ができれば一番いいんだけれ
どもそうもいかぬとすれば一部だとか中海だとか、そういうところの条件というのはかなりあると私は思うのです、私なりにいろいろ勉強させていただくと。そういうふやし方をぜひ積極的にやっていただきたいなというふうに思います。
ぼつぼつ時間ですから締めくくりたいと思いますが、先月なんですが、
日本野鳥の会の黒田会長、川崎専務
理事などが朝鮮民主主義人民共和国を訪問しまして、そして、渡り鳥の共同
調査などについてのお話し合いをされてこられました。及ばずながら私もそのお手伝いをしたわけですが、私は、もしできればですが、
日本と韓国、そして朝鮮民主主義人民共和国とでツルなどを中心にした渡り鳥のシンポジウムみたいなものが開けたらなというふうに願っているのですが、こういうことができるとすれば、それをもっと広げて、中国だとかソビエトだとかということも含めて、やはり国際的な
鳥獣保護あるいは鳥類保護ということに
日本が積極的な役割を果たす必要があるのではないか。今のラムサールにしても、東南アジアの国々が実は加盟してないわけですね。そういうところに呼びかけて、やはり積極的にこういう国々にも参加いただかないと、渡り鳥には国境がございませんから、そしてまた、保護というのは国境を越えた
努力として必要なんですから、そういうことについて、いろいろな
意味で積極的なバックアップをぜひ願いたいというふうに
長官にお願いをしたいと思います。
二点目は、この間ちょっと新聞で拝見しますと、環境問題について、これは主として
地球環境が中心であったようですけれ
ども、ODAの予算をやはりそちらに使うように道を開こうじゃないか、大蔵大臣も、こういう時代なんだから積極的にやろうじゃないかというふうにおっしゃっておられるそうです。私は今のラムサール条約なんかのことを考えますと、相手国にしてみれば、そんな勝手なことを言ったって、おれのところはまだ経済が困っているんだよというような議論も出てくるわけで、
調査だとかあるいは保護だとか、そういうことについての国際協力というのはやはりどうしても必要だろうというふうに思うので、それらのことについて
日本が積極的に働きかけていく、そういう
日本の責任というようなものが世界の中で認められていくということこそが
日本のあるべき姿として必要ではないだろうか、そして重要ではないだろうか、こんなふうに思いますので、ちょっと
質問が抽象的かもしれませんけれ
ども、そんなことについての御答弁をぜひお伺いしたいと思います。