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佐藤(
敬夫)
委員 もう本当に時間がなくなりましたが、こういうのは、例えば
JRがこれから実質的にも
完全民営化するために所有の土地を売り、そしてその売り上げをこの二兆円の枠組みの中で出していったときに、返済すべき、いわゆる債務償還の
部分とそれから今言った運用の
部分と分けて使っていくわけですね。土地も流動的ですから、うまく売れればいいのですが、うまく売れなかったり、今また土地の値段を下げようと言っているのですから、全体の総資産評価額が見込みよりも下がってしまうかもしれない。そのときに、債務償還する方が忙しくてこの運用枠のところに充当すべきお金を使えないということになったら、今と同じようなことになっていくのですね。
だからこのフォローなんかにしても、恐らくこれからの
審議会を通じて、ひとつ、この絵はできているのですが、大体こういうところにいくお金としてはこういう形ですよという、本当は実際には
金額が少し入っていれば非常に読みやすかったのですね。私
ども資料がありませんので、今までの経過、ちょっと部会でやったことやなんかいろいろ調べて実は今質問させていただいたのでつじつまの合わないところもあったかもしれませんが、ひとつそういう工夫をして、実際これを生きた
法律にしていって魂を入れるためにはこうなんだということを、一遍
委員会の皆さんにもお示しをいただければありがたいなと思うのです。
そして、それを
現実に変えないで、やはり我々も
運輸省に協力して、例えば国際協約として構造協議でアメリカと六・四%公共
事業、いわゆる四百三十兆の約束をしているわけですね。一般
財源であればなかなかこういうものに使えない。しかし、実際にこれは
運輸省がやる
仕事じゃなくて我々自民党がやらなきゃいかぬ
仕事だと思うのですが、政権政党であるとするならば、その四百三十兆の
部分というのは、生活関連だけじゃなくて生活関連と
地域活性化
資金みたいな、振興
資金みたいな形で、一般
財源では継続の
事業等しかできないけれ
ども、こういう新たなものについてはその四百三十兆の中のこういうものをこういう
鉄道幹線促進のために使いますよというようなことの闘争を、やはり政党も行わなければいけないと思うのですね。そして、そういう新しいものに対しての傾斜配分というか、
予算の傾斜配分というものをかち取らないと、どんなにいい
知恵を出しても、基本的な
財源のときに常に大蔵省との折衝以外に何もない、こういう形になったのではなかなかこの
事業が進んでいかないと思う。ですから、それは我々も一生懸命努力をいたしますので、どうぞひとつ
運輸省もこの基本原則にのっとった精神を忘れないような努力をこれからお願いを申し上げたいと思います。
あと三分しかありませんので、宮本航空
局長にお願いしていて大変申しわけございませんが、同じような問題なんですね。これも秋田というふうに特定しちゃいますと、
大臣も秋田ですので私も非常に言いにくいですから、全体的な話でお願いいたしますが、本音は実は秋田の大館能代空港の問題なんだ、こう受けとめていただければありがたいのです。
実際には、第六次空整というのは三兆二千二百億ですね。いわゆる五次の五カ年
計画というのは一兆九千二百億だったわけでありますから、今度は六七・七%増額をしている、こういうことですね。しかし実際にはこのうちの三分の二、二兆一千百六十億、これは成田の二期とか羽田の沖合展開とか関西空港というものに全部使われるわけですね。そうしますと、閣議
決定をされた三兆二千二百億の中身というのは、これは各
地域空港、今いろいろな申請が出ているところはどこだということを限定して閣議
決定の総枠の三兆二千二百億というのは決められたんですか。