○藤原
委員 その話の進め方ですが、今までと同じような枠の中でじゃなくて、もっと強いバックアップがなければならぬということであります。また、中小
企業や商店街のことにいたしましても、
企業誘致の話もございますが、具体的には商店街等につきましても中小
企業にしましても、従来の
対策は融資ということでございますから、借りたものは返さなければならぬ、その間、
事業がどういうふうになるのか非常に不安な要素がたくさんあるわけで、抜本的な
施策が必要であります。そういう点では、
最後の山がなくなる、一市一山の山がなくなると同じことで、六十二年の
北炭真谷地鉱の
離職なさった
方々がまだ
就職できずにおるような
状況の中でまたこのたび引き続き
三菱南大
夕張の
閉山ということでございますので、特段の配慮をしてお
力添えをしていかなければならぬ、こう思うわけであります。
時間もありませんから次に移りますが、
地元から
公共事業のいろいろな
要望の来ていることはもうよく御存じのとおりでございまして、先ほど同僚
委員からも
お話ございました。先ほど私も申し上げましたが、
夕張は、最近はようやく道路網も少しずつでき、トンネルもでき、交通の便利も昔から見るとよくなったということなのかもしれませんが、地理的にほかの三笠やなんかと違いまして行き詰まりみたいな
状況の中にあることは御存じのとおりであります。
今、
北海道の横断道の
計画もございますが、これができますと千歳から四十分か五十分で行くような
状況になりまして、それがまた十勝の方に乗っけるということでございますから、この高速道路につきましてはいろいろな法的な制約もあるのですが、ぜひ
産炭地の
振興という大きな命題の上に立ちまして早期の着工と、
地域振興のために資するような御配慮をいただきたい。
それから、三笠-芦別にわたります道道につきましても、先ほど
お話ございましたが、こういうことが着実に進められるということが大事だと思います。札幌-
夕張間につきましても、今工事中でございますが、今までの概念でいきますと
年度計画や年次
計画でいくのかもしれませんが、
閉山というのはもうすぐ参るわけですから、行政はどうしても対応に時間がかかるのかもしれませんけれ
ども、この
推進につきましてはぜひひとつ早くに進めていただく。
また、
地域の
環境整備やいろいろなことについても市の
計画がございますが、
公共事業ということでできるだけそこで働きの場をつくる、こういうことも念頭に置きまして、ぜひ
公共事業等についてはお進めいただきたい。
それから、先ほ
どもお話ございましたが、
夕張川の多
目的ダムにつきましては、これは過日
大臣にも申し上げたところでございますが、これは大
夕張ダムのかさ上げ、五十年、五十六年に大水害がありまして
地元から
要望になっているわけでありますが、多目的ということで農林省、建設省共管ということでその折り合いがつかぬものですから、なかなかこのかさ上げ
事業ができない。
省庁間の縄張り争いのために
地元の
要望がなかなか実現できない。勘ぐるところによりますと、こういうことをしますと、あちこち全国にいろいろな箇所があるのかもしれません。しかし、これは
産炭地の今生き延びるための
一つの大きな
事業として、また
地域のためになくてはならないこととして
地元からの長年の間の
要望になっておるわけでありますし、治水という上からいいましても非常に重要なことでございます。
武藤大臣は農水
大臣もやっていらっしゃったわけでありますから、ぜひひとつ、これは建設省、農林省、そういう中にありまして各
省庁間の
連絡会議でもいろいろな
お話が進んでいるのだろうと思いますけれ
ども、この大事な問題につきましては、
大臣ひとつ御決断いただき、閣僚の一員としましておまとめをいただきまして、
地元の熱い
要望でございます
公共事業、このかさ上げの問題等につきましては
地元のために
推進をしていただきたい、このように思うのでありますが、
大臣、ひとつ決意のほどをお伺いいたしまして終わりたいと思います。