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川端委員 しかし、現実にスタート時点で約二割が三年で三分の二ぐらいになるだろう、そしてそれがだんだん減っていくだろう、その残っていく
部分というのが恐らく規模の小さいところであろうというのは間違いないことだと
思います。そういうときに、もう十年前と言えばワープロというのは本当に珍しい、恐らく初めて出したもので言えば家庭用とか小規模なものはなくて二、三百万、五百万ぐらいしたという記憶があります、私も
仕事をしているときに。そういう
部分から本当にどんどん、一人一台ずつ、持って歩くようなワープロまでできるというのは、やはりそれがその投資をしても便利であるからということだと
思います。今回おやりになる
ペーパーレスのときに、
出願の方法がオンラインあるいはFD、紙という三つの種類選択という
部分でいえば、使う人が本当に便利であれば私は紙というのはどんどんなくなっていくと思うのです。むしろそうなってほしいと
思います。その流れは強制的にしてはいけない。むしろ中身で勝負をした中で紙がなくなっていくという流れになるべきであろう。
そのときに、実情はいろいろあると思うのですが、感じで申し上げますと、今まで紙を出したということで受け付けをされていた人が、結果としては今度から、何月何日かはわかりませんが、先ほどの話だと十二月一日から紙で出せばエントリー料と称するお金が要るという
部分では、払いたくなかったら
機械化しなさいというふうに思おうと思ったら思えるという
部分に少し抵抗があるというのも事実だと
思います。そういうことをとらなくても、皆こぞって紙よりもいいなというふうになってほしいと私はこいねがいます。
先ほどからの御
議論では、その
部分で少し様子もわからない、みんな使って便利だ、便利だと言ったら私もそっちへ変えようということで、少しの間はただにしたらどうかという
議論があります、なかなか難しいようでありますけれ
ども。ただ感情的には私はそうだと思うのです。今まで普通の道があった。ある目的地まで着くのに普通の道路を通っていたが非常に渋滞をする。
特許でいえば三年一カ月という渋滞をしている。それは乗っている人も不便であったことは事実です。そうしたときに、いろいろ直しましょうということで横にバイパスをつけました。こちらから行った人は高速料金を自分で払っていきます。そして着いた
特許庁という建物は、もう改築しました。今までは一階の普通の道に面したところが受付だったのです。しかし改築したときに、高速道路に乗っていってドライブスルーで入れるように二階を受付にしました。その
人たちはみんな費用も負担をしています。普通の道で行った人は今までどおり来ていただいて結構です。しかし二階の受付に上がるにはエレベーターがありまして、それは有料で乗ってくださいと言われているような、お金がある人は行けばいいけれ
ども、という感じがする。まだ答弁は結構です。
というのは、今までどおり普通の通りを通っておったのになぜ横の道やら何やら言ってお金が要るのという
思いを持っておられる。しかも横にいろんな道をつけたから、そちらへ行く人がふえてこの渋滞が減ったではないか、だから今まで通っている道の人もメリットを受けているんですよとおっしゃる、確かにそうでしょう。しかしそれは、何も自分たちの責任で遅くしてくれと言っているわけでもないんで、本来早くするのが
当たり前なんじゃないか。実情はいろいろあるというのは先ほどの
議論でありましたけれ
ども、そういう何となくの
部分ですっきりしないということがやはり残っていると思うのですね。
そういう点に関して、何となくある一定
期間だけでも安くなるか、ただにならないかという御趣旨は、いろいろ御要望があって
質問があり答弁もありましたので、今さらもう結構ですけれ
ども、そういう気持ちの中で、理屈としては違う
部分というか、全体で持っているんだからということはよく
理解をしますけれ
ども、そのほかの方法で、何とかみんながそういうことにこぞって一緒に協力していこうという点に手だてがないのかなということを非常に思うわけです。特に先ほどの御
議論の中でも、いやいや、みずからがオンラインの設備を持った人というのはかなり負担をして協力をしているではないか、そういう御
議論もあったのですが、むしろそういう話になるならば、端末機というのは
特許庁の出先の設備ですね、それをみずからの負担でしなさいよというのはどうなのかなという
思いがするのですけれ
ども、どうなんでしょう。