○山田
委員 今後の問題として今お触れになりましたが、
一つは二月にバンコクで二者
会談がなされているわけです。
和平への包括的な
方針について合意を見た。しかし、直後に行われましたジャカルタでの関係諸国も含めた
会談をやりましたらだめになってしまった、こういう経緯がございます。ですから、
東京会談をぜひ実現させていただきたいと
大臣の特段の御活躍を一層期待するものですが、また二人が会えば、これは恐らく
和平への包括的な合意というものは出てくるだろうと思われます。ただ、関係諸国が集まって、その後やったらまた失敗したということにならないように、今御答弁がございましたが、いろいろと目配り、それからまた基本的な
方針をさらに点検をされて、積極的なお取り組みを願いたいと存じます。
それから、今大変重要な御答弁かと思うのですが、抗
ベトナム三派といっても、実際にはクメール・ルージュ軍が中心となってへ
ン・サムリン政権軍と戦闘激化、こういう状況でございますね。そのクメール・ルージュがどこから武器をもらっているかというと、これは中国から武器が入っている。先ほど
中山外務大臣は、中国の
外務大臣に対して
ベトナム和平について発言をなされている。その中で例えばこのクメール・ルージュに対する武器の供給問題などについてもお触れになっておられるのでしょうか。私は、中国との外交チャネルの大きさというものを
考えれば、今天安門事件、あるいはまた対中円借款の凍結解除をどうするかという、そういう問題はありますけれども、そこのところは、武器の供給がとまれば、内戦激化、激闘というようなことはなくなるのではないか、こう思われますので、もし触れておられるのでしたら、そのことを御確認させていただきたいし、触れてないのでしたら、
日本はもうちょっと申し上げてもいいのではないか、また、言える
立場にあるのではないか。中国も
国際的な孤立化というものは避けたいと思われているわけでしょうから、その点を伺いたいと思います。