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常松克安君 まことにありがとうございました。よろしく御
指導の方、お願い申し上げておきます。
有名な
自治大臣がこうおっしゃいました。なかなか
行政改革というものは大変なことでございます。あなたが本音で言えとおっしゃるから言いましょうと。私はこの
委員になるそれよりもずっと五カ年にさかのぼって、衆議院、参議院の議事録を全部目を通さしていただきました。その中の一部にございました。会社の中で、会社の
合理化、近代化ということで、
一つの課でも減らしたらその人は出世するんや。ところが、官僚機構という中で、そんなもの命がけになって
一つの課を減らしたら、その人は一生うだつが上がらぬ、こういう場面の、もうえぐった言い方が答弁の中に入っていました。
大臣も言いたそうですけれども、言わないでください。こういう
状況の中で、今お願いしますと言いましたそういう具体例が地元から要望が大きく上がってきたときに、各省庁をリードして、少し力をかしてやってスムーズに調整できるように、
自治省の方でこれが果たしてできるんだろうかな、大変だろうな、しかしやっていただかなきゃならない、いまだかつてない
大臣が就任していらっしゃるんですから。
大臣に大きな新しいものを、卵の殻をちょっとでもよろしいわ、被って、こういうふうなものをやっていただかないと。
私の心配は、三十年も五十年もたっているんですよ、国の
国家的見地で一たん決められたら、下の地元が嫌であろうがどうであろうが絶対承知されません。受けねば補助金カットするぞと、こうおっしゃいます。例えば、岡山県の例なんかテレビに出ておりましたですね。いろんなやられる
国家的見地もあるんでしょうけれども、余りにも長い年限住んでおるもんですから、地元の方では新しいそのことよりももっとこっちと言っても通らぬのです。長いものに巻かれようという根性も卑しゅうございますけれども、通らぬのです、というふうな場合も多々ございます。耳にし、私も経験し、身にしみじみはかなさを感じてきて、上り詰めた場所がここでございます。あえてその旨を全部ひっくるめてお願いを申しておるわけです。
ですから、地元からそういうふうな要望があったら、これに全力を挙げて
対応していただけないだろうか。
全国のリゾートの一覧表をいただきました、
自治省から、国土庁も建設省も。全トータル金額の今の建設費用が金利合わせて負担して、一年おくれることによって一年間で一兆円の欠損をしておる。このお金はだれが出すか、皆税金で賄うんです。それは例えじゃないか、じゃ
現実問題を引っ張り出してもいいんです。私が申し上げ
たいのはそういうことじゃなく、各所管庁の話し合いというものは大変な御苦労であろうと思います。しかし、
地域住民は、これはもうリゾートで、サンベルト地帯で第一号だと言って万歳。ところが、夢物語で、これはこのままほったらかしにしておいてごらんなさい。失礼でございますが、十年、十五年、二十年たってもまだ各省庁の連絡調整がとれておりませんのでということになる。どこか別法でそういうような運用というものをお図りいただけるような大きな問題として、六局長がお集まりなんですから、その辺のところは大いなる前進ある
時代にしていただきたい、かように思います。よろしくお願いします。
次に行きます。
私は
ふるさと創生、大賛成です。大いにひとつ
推進していただきたい。ところが
一つひっかかるんです。といいますのは、先ほど出ていましたけれども、たった十万や十五万の補助金もらうのに
地方団体がどれだけ大変な思いをするか。書類にしても、人を動かして、町会議長さんや村長さんとか。これは御
指摘のとおりです。ところが、
ふるさと創生の方は、二千万、八千万交付金で組み入れる。補助金のときは十五万でも十万でも日参して何たらかんたらチェックして、通らなきゃならない峠をチェックしてもらう。ところが片方は、実行率は八〇%、七〇%とおっしゃいましたけれども、それはそれでいいです。実際もらった一億で計画していらっしゃるところもございましょう。ところが、今までいろんなやったもので、これをきちっと計画せぬとまた後で
自治省でおしかりを受けたら次の交付金に差しさわるというので今までの事業のところへ入れたり、こういうふうな
対応なんです。いまだその計画書はないけれども、金は皆
一般財源でございます、交付金いただいているんです。なくなっちゃったんです。この辺のところの兼ね合い。もう補助金のメニュー化と言ってもあかん、補助金の削減と言ってもなんだかんだおっしゃる。ところが、やる気があれば
大臣の一声で、内閣の一声で一億円。もう皆喜んで参画をされます。ここら辺のところの、びた一文、一円でも血税という立場からいくと、片方の補助金のこのシステムと、交付金がよかろうと悪かろうと、はい、はい、はいと入っちゃう。今まで一億という金は、どれほどのペーパーであろうと、実施計画、
基本計画、もううるさいぐらいに積まなきゃならない。ところが積まぬでもいいですわ。自由にそういうようなことができる。まず僕はこれやったら、補助金という制度がどうなるのやろうかと心配している。
大臣結構です、担当官で結構です。おっしゃってください。