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1989-11-09 第116回国会 衆議院 地方行政委員会 第1号 公式Web版

  1. 会議録情報

    国会召集日平成元年九月二十八日)(木曜日 )(午前零時現在)における本委員は、次のとお りである。    委員長 小澤  潔君    理事 大野 功統君 理事 金子 一義君    理事 渡海紀三朗君 理事 西田  司君    理事 松田 岩夫君 理事 山下洲夫君    理事 小谷 輝二君 理事 岡田 正勝君       上草 義輝君    内海 英男君       佐藤 一郎君    塩谷 一夫君       染谷  誠君    友納 武人君       中島  衛君    中山 利生君       中山 正暉君    野中 英二君       山村治郎君    渡辺 省一君       加藤 万吉君    佐藤 敬治君       中沢 健次君    細谷 治嘉君       安田 修三君    草野  威君       吉井 光照君    経塚 幸夫君       寺前  巖君 ────────────────────── 平成元年十一月九日(木曜日)     午前十一時十一分開議  出席委員    委員長 小澤  潔君    理事 大野 功統君 理事 金子 一義君    理事 渡海紀三朗君 理事 西田  司君    理事 松田 岩夫君 理事 山下洲夫君    理事 岡田 正勝君       上草 義輝君    内海 英男君       友納 武人君    中島  衛君       中山 利生君    中山 正暉君       野中 英二君    山村治郎君       加藤 万吉君    細谷 治嘉君       安田 修三君    草野  威君       吉井 光照君    中島 武敏君  出席国務大臣         自 治 大 臣         国家公安委員会         委員長     渡部 恒三君  出席政府委員         警察庁長官官房         長       浅野信二郎君         自治大臣官房長 小林  実君         自治大臣官房総         務審議官    芦尾 長司君         自治省行政局長 森  繁一君         自治省財政局長 持永 堯民君         消防庁長官   木村  仁君  委員外出席者         地方行政委員会         調査室長    渡辺  功君     ───────────── 委員の異動 十一月九日  辞任         補欠選任   経塚 幸夫君     中島 武敏君 同日  辞任         補欠選任   中島 武敏君     経塚 幸夫君     ───────────── 九月二十八日  地方自治法の一部を改正する法律案内閣提出、第百八回国会閣法第八五号)  留置施設法案内閣提出、第百八回国会閣法第九八号)  地方公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案内閣提出、第百十四回国会閣法第七〇号)  道路交通法の一部を改正する法律案内閣提出、第百十四回国会閣法第七八号) 十一月七日  地方財政充実強化に関する請願(魚住汎英君紹介)(第二三六号) は本委員会に付託された。     ───────────── 本日の会議に付した案件  国政調査承認要求に関する件      ────◇─────
  2. 小澤潔

    小澤委員長 これより会議を開きます。  国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  国政に関する調査を行うため、本会期中  地方自治に関する事項  地方財政に関する事項  警察に関する事項  消防に関する事項 以上の各事項について、衆議院規則第九十四条の規定により、議長に対して承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 小澤潔

    小澤委員長 御異議ないものと認めます。よって、そのように決しました。      ────◇─────
  4. 小澤潔

    小澤委員長 この際、渡部自治大臣国家公安委員会委員長から発言を求められておりますので、これを許します。渡部国務大臣
  5. 渡部恒三

    渡部国務大臣 地方行政委員会の開会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。  去る八月に自治大臣国家公安委員会委員長を命ぜられました渡部恒三であります。何とぞよろしく御指導をお願いいたします。  委員各位には、平素から地方行政及び警察行政推進に格段の御尽力をいただき、厚く御礼を申し上げます。  まず、地方行政についてでありますが、東京一極集中の是正と多極分散型国土形成のために、ふるさと創生推進することが、国・地方を通ずる内政上の最重要課題となっております。  現在、「自ら考え自ら行う地域づくり事業等を契機として、全国各地域において、自主的、主体的な地域づくりの芽が育ちつつあります。この芽を大きく育て、花開かせていくため、新しく地域づくり推進事業を創設し、ハード、ソフト両面にわたる支援を行うなど、ふるさと創生の一層の推進を図ってまいりたいと思っております。  また、国・地方を通ずる行財政簡素効率化を図るとともに、地方公共団体自主性自立性強化を図っていくことが必要でありますが、臨時行政改革推進審議会においても、国と地方との関係等について審議が行われているところでありますので、このような機会に、さらに、地方公共団体への権限移譲等が進められるよう努力してまいります。  次に、地方財政は、約六十七兆円に達する巨額の借入金残高を抱え、また、個々の地方公共団体においても公債費負担が著しく高くなっているなど、極めて厳しい状況にありますが、一方、今日、地域の特性を生かした魅力ある地域づくりが強く求められております。したがって、今後、財政健全化を図りつつ地域づくり積極的展開を図るため、地方税地方交付税などの地方一般財源充実確保に努めてまいる所存であります。  明年度地方財政については、経済の動向等や国の予算編成動き等を踏まえ、地方公共団体財政運営が円滑に行えるよう所要財政措置を講じてまいる所存であります。  地方税制についても、昨年末に税制調査会の答申を踏まえた抜本的な税制改革が行われたところでありますが、今後とも地方税負担公平適正化に努めてまいりますとともに、税源の偏在に配慮 しつつ地方税源の着実な充実を図ってまいりたいと思います。  次に、消防行政については、災害がますます複雑多様化、大規模化する中で、何よりも人の命を尊重し、安全な地域社会づくりを進めるため、消防力充実強化はもとより、住民、事業所及び消防機関が一体となった地域ぐるみ消防防災体制確立に努めてまいりたいと存じます。  次に、警察行政について申し上げます。  最近の犯罪情勢を見ますと、連続幼女誘拐殺人事件を初めとして、凶悪な犯罪が相次いで発生しております。  また、武装化の傾向を強める暴力団の発砲事件来日外国人による犯罪が増加するとともに、依然、深刻な状況にある少年非行覚せい剤等各種薬物の乱用についても、大変に憂うるべきものがあります。  一方、交通情勢については、交通死亡事故の増加、交通渋滞深刻化など、非常に厳しいものがあります。  次に、当面の警備情勢については、来年に予定されている即位の礼、大嘗祭に向けて、極左暴力集団日本赤軍等国際テロ組織、右翼による凶悪なテロゲリラ事件の発生が懸念されるとともに、成田闘争をめぐっても極左暴力集団が引き続いて過激な闘争を展開するものと心配されます。  申すまでもなく、治安の維持は、国家社会存立の基盤でありますが、現下の治安情勢にはまことに厳しいものがあります。現在の治安水準を低下させることなく、国民生活の安全を確保していくためには、今後一層の努力が望まれております。  私は、このような情勢を十分に認識し、事件に強い警察確立に向けて、所要対策推進し、犯罪情勢の変化に的確に対応してまいるとともに、テロゲリラについては、その根絶に向けて、国民の御理解と協力を得ながら、全力を挙げて対処してまいりたいと存じます。  また、交通の安全と円滑を確保するための諸対策推進していくほか、これら各種警察活動を支える警察体制の一層の充実整備を図り、国民の負託にこたえる民主警察運営に努めてまいる所存であります。  以上、所管行政の当面の諸問題について申し述べましたが、委員各位の格別の御協力によりまして、その実を上げることができますよう、一層の御指導と御鞭撻をお願い申し上げる次第であります。(拍手)
  6. 小澤潔

    小澤委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午前十一時二十分散会